« 下級武士の家 | トップページ | ジュンク堂書店 新潟店 »

2021年10月26日 (火)

USBメモリ

今朝、仕事場に着いてUSBメモリがないこと気づいた。確かジャケットの胸のポケットに入れたはずだが、昨夜、USBメモリを仕事場のパソコンから抜いて持ち帰ったものの、使わずじまいになった。胸のポケットに入れるのは、ズボンのポケットに入れると、車の乗り降りのときにポケットから滑り落ちることがあるからだ。以前、スマートフォンが行方不明になり、1週間後に車の運転席とドアの隙間に挟まっているのを発見した。駐車場で財布を落としたことがある。奇特な方が拾って警察に届けてくれた。担当の警察官から「入っている金額の10%のお礼をしてください」と念を押すように言われ、連絡先のメモを渡された。

以前、USBメモリをなくしたときは、大事な資料が消えてしまい途方に暮れたが、数日すると逆にしがらみから解き放たれようで、断捨離を断行したら多分こんな気分になるのだろうと思った。

家に帰って捜索範囲が広げたが、出てこない。ここで、昨日はジャケットの下に半袖のワイシャツを着ていたことを思い出した。洗濯かごは空で、洗濯機が回っていた。洗濯機を止めて、泡にまみれたワイシャツを探ると、あった。水に浸かり振り回されたUSBメモリが無事なはずはないと思った。念入りに拭いて、USBメモリをパソコンに差し込む。パソコンの立ち上がるのが、なんとまだるっこいことか。ファイルのタイトルが普通に並んでいて、いくつかを開いてみたが、まったく支障がなかった。

不死身のノック式USBメモリはソニー製である。最近、いい評判を聞かないソニーであるが、かつては高品質の製品で世界を席巻した日本が誇る企業だった。残念なのは、刻印が「made in China」となっていること。

 

« 下級武士の家 | トップページ | ジュンク堂書店 新潟店 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 下級武士の家 | トップページ | ジュンク堂書店 新潟店 »