『鹿の王 水底の橋』『なずな屋繁盛記 花較べ』
4月21日(SUN)☀
まったく迂闊だった。
たしか、著者は「親の介護でしばらく執筆ができない」とどこかで語っていたので、よもや新刊が出るとは思っていなかった。それでも、それなりにチェックはしていた積りだった。
それが、『鹿の王 水底の橋』が3月の末に出版されていたことを、新聞で知った。
ネットで調べると、アマゾンは発送までに6〜7日かかるとのことだ。好評につき売り切れなのか。
くまざわ書店に向かう。新刊本の文芸コーナーにあるではないか。
新聞記事によれば、〈謎の病を巡る2人の男の壮大な冒険を前作で描いた。・・・謎の病が去った後の帝国で次期皇帝争いが起き、天才医術師ホッサルも巻き込まれる。帝国の司祭医が施す医術と、優れているが異教徒の技だと司祭医から嫌悪されるホッサルらの医術との対立を描きつつ、命のあり方や命との向き合い方を問う。〉とのこと。
だからといって直ぐに読むわけでなくて、とりあえず買っておいて積んでおくだけ。
そのうち、必ず読むからね。
KADOKAWA (2019-03-27)
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ついでと言ってはなんだが、マイブームは朝井まかてだ。講談社文庫のコーナーで『花競べ なずな屋繁盛記』を手に取る。
朝井まかての著書には、樹木に関することが多く出てくる。樹木が好きなのだそうだ。
『落陽』は明治神宮の人工林の建設の話だし、『すかたん』は大坂の青物問屋の話、最新本の『雲上雲下』は大きな草の「草どん」が語り部だ。
『なずな屋繁盛記』は職人小説。新治とおりんが営む植木屋が舞台。
連休に読む予定だ。
講談社 (2011-12-15)
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