1976年

『タクシードライバー』

タクシードライバー コレクターズ・エディション [DVD]
原題:Taxi Driver
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ポール・シュレイダー
製作:マイケル・フィリップス/ジュリア・フィリップス
音楽:バーナード・ハーマン
製作国:アメリカ合衆国  1976年  114分

ベトナム帰還兵のタクシードライバー、トラヴィス(ロバート・デ・ニーロ)は、不眠症に悩まされいる。彼は、客を選ばず、ニューヨークのどこへでも客を運ぶ。怖いもの知らずだ。
付き合いの悪い彼は、仲間から陰で守銭奴と呼ばれている。

1

そんな彼は、次期大統領候補の選挙事務所の職員ベッティ(シビル・シェパード)に熱をあげ、なんとかデートにこぎつけるが、ポルノ映画に誘い振られてしまう。このあたりのズレた感覚は、ベトナムで頭をやられてしまったせい。

2

ある日、車に乗り込んできた少女アイリス(ジョディ・フォスター)が、男に無理やりタクシーから降ろされる場面に出くわす。それをきっかけに、トラヴィスはアイリスを今の境遇から救い出さなければならないと思うようになる。
彼は、頽廃した世の中に憤りを感じ、世の中を変えるのは自分だと思い込み、体を鍛え違法に入手した銃で武装するようになる。

3

モヒカン刈りにイメージチェンジしたトラヴィスは、大統領候補の演説会に向かうのだった。ところが、大統領候補に近づくどころか、早々にSPに追い回される。
逃げたおおせたトラヴィスは、アイリスを救い出すことにターゲットを変える。

非力な青年が体制に歯向かおうとするが跳ね返され、最後は悲惨な結末を迎えるのが、アメリカンニューシネマの話の運びのパターン。本作はそれが少し違う。
『俺たちに明日はない』(67年)から始まったアメリカンニューシネマの作品は、『タクシードライバー』で終止符を打つことになる。

アカデミー賞の、作品賞(マイケル・フィリップス/ジュリア・フィリップス)、主演男優賞(ロバート・デ・ニーロ)、助演女優賞(ジョディ・フォスター)、作曲賞(バーナード・ハーマン)に、それぞれノミネートされた。
ロバート・デ・ニーロ30歳、ジョディ・フォスターは13歳だった。

【ジョディー・フォスター出演作品】(サイト内リンク)
おとなのけんか(11年)
フライトプラン(05年)
告発の行方(88年)
タクシー・ドライバー(76年)

『マシンガン・パニック』

マシンガン・パニック/笑う警官 [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2010-04-23)
原題:The Laughing Policeman
監督:スチュアート・ローゼンバーグ
脚本:トーマス・リックマン
音楽:チャールズ・フォックス
製作:アメリカ  1976年

ある夜、サンフランシスコの下町を走るバスの中で、小型マシンガン乱射事件が起こり8名が犠牲になる。犯人はそのまま立ち去った。
サンフランシスコ警察殺人課の刑事ジェーク・マーティン(ウォルター・マッソー)、レオ・ラーセン(ブルース・ダーン)たちが駆けつけ、殺された乗客の中に同僚のエバンスが含まれていることに気づく。
亡くなったエバンスはマーティンと組んで捜査に当たっていた。
事件はどんどん悲惨になる、世の中が悪くなっていくとラーセンが嘆く。
エバンスは迷宮入りになったテレサ殺人事件を非番のときに一人で捜査していた。
テレサ事件は2年前にマーティンとエバンスが手掛けたが、迷宮入りとなった事件だった。

やがて、マーティンはテレサ事件とバス乱射事件は関係があると推理し、テレサとつきあっていたカメレロの身辺調査を始める。そしてカメレロの正体が明らかになっていく。
マーティンたちは尾行を続け、それとなくカメレロに精神的な圧力を加えていった。
ある日、マーティンが尾行していると、トランクをかかえたカメレロがバスに乗り込んだ。マーティンも強引にそのバスに乗り込む。
・・・・・・
本作は、ドキュメンタリーのような描き方でとっつきにくい。
原作の『笑う警官 (角川文庫)』は、ペール・ヴァールーとマイ・シューヴァル共著によるスウェーデンの警察小説「マルティン・ベック シリーズ」の第4作である。文庫の解説では、本作品を駄作と断じている。
舞台をストックフォルムからサンフランシスコに移している。

笑う警官 (角川文庫 赤 520-2)
マイ・シューヴァル ペール・ヴァールー
角川グループパブリッシング
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