ロートレック展@三菱一号館美術館
11月◯日(日)
三菱一号館美術館のトイレは落ちつく。
天井が高く、褐色やや黒めの戸や仕切りは重厚感があり、便器といえば最新式のユビキタスタイプ。
人を感知して蓋が開き、用を足して立ち上がると、自動的に水が流れ蓋が閉まるというもの。
この立ち上がってから水が流れ出すまでの、たった何秒かがもう少し早くならないものかとは思うものの、すべてをゆだねれば快適である。
さてロートレック展である。
11時ごろと早めに入館したものの、混み合っている。
その後も人がどんどんつめかけ、鑑賞し終わる頃には、かなりの混雑ぶりになった。
作品が展示されている最後の部屋の次は、例によってグッズ売り場になっていて、「こういう具合になっているのか、なるほどね」などといささか嫌味っぽく言う方がいたが、グッズ売り場がなければ、展覧会の最後のお楽しみがなくなる。
関連商品を所狭しと並べて、ごった返すところは祭りの縁日の感があって、展覧会のあとのやや高揚感とあいまって、ついなにがしかを買ってしまう。
気に入った展覧会では、展示物すべてが順番通りに解説つきで載っている「カタログ」を購入することにしている。
ロートレックの作品は、写楽の役者絵からヒントを得ているとのこと。
素描は北斎の北斎漫画に影響を受けていると思われる。
下はムーランルージュのポスター。
手前のシルクハットの男性は、写楽の役者絵を彷彿とさせる。
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