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『ねじれた文字、ねじれた路』  トム フランクリン

ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

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トム フランクリン著  伏見威蕃 訳
早川書房
2011年
★★★★★

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しかし、あることをきっかけに、ふたりは付き合うことがなくなってしまう。
そして、同じ高校の女子生徒が失踪し行方不明となった。
ラリーは女子生徒の失踪に関与したと疑われたが、何の手がかりがかりもなく迷宮入りの事件となった。
ラリーは高校を卒業したあと軍に入隊し、自動車整備の技術を身につけて町に戻ってきた。父親の自動車修理工場をついで、ひっそりと暮らしていた。
しかし、何年経っても町の人々はラリーを潔白と認めなかった。
一方、サイラスは大学に進み野球を続け、名内野手として活躍した。
そして、25年後治安官となって町に戻ってきた。
町では、新たな女子大学生の失踪事件が起こっていた。

ある日、家に訪ねてきた何者かにラリーは撃たれ救急病院に運ばれ意識が戻らない状態となった。
そして、サイラスがラリーの事件を担当することになり、ふたりは顔を合わせざるを得なくなるのだった。

一章ごとにラリーとサイラスの視点で、過去を振り返り現在の状況を語るというを手法により、物語が進んでいく。
貧困や人種差別や父親の暴力など、ふたりの少年は抗えないねじれた運命に翻弄されてきた。そして、後半になってそのねじれが少しずつ解かれていく。
謎解きやどんでん返しがあるわけではないが、読ませる見事な筆さばきだ。

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