『小説家を見つけたら』
posted with amazlet at 12.05.16
ある日、仲間にそそのかされて、小説家のウィリアム・フォレスター(ショーン・コネリー)のアパートに忍び込み、書棚の蔵書に感激する。その場から逃げるさいにバックパックを置いてきてしまう。
フォレスターは、40年前にピューリツアー賞を受賞したものの、その後文壇から姿を消し社会と断絶した生活を送っている。
翌日、バックパックは窓から投げ返され、ジャマールの創作ノートには赤字でアドバイスが書き込まれていた。
ジャマールは再びアパートを訪れ、文章の書き方を教えて欲しいと願い出る。フォレスターは、はじめは断るもののジャマールの才能を認め、やがて少年と老小説家の間に友情が芽生えてくる。
フォレスターは文章の書き方をジャマールに教え、ジャマールはフォレスターをなんとか外に連れ出そうとする。
転校先の私立高校で、ジャマールの文学の才能に気がついたロバート・クローフォード教授(F・マーリー・エイブラハム)が、ジャマールのレポートがフォレスターが昔書いたエッセイと似ていると糾弾する。ジャマールは退学の危機にさらされるが、フォレスターが汚名をなんとか晴らそうとする。
すべてを見通したかのような利発なジャマール、苦悩から徐々に開放されていくフォレスター、嫉妬深く狡猾そうなクロフォード教授、それぞれの個性が際立って描かれている。マット・デイモンが弁護士役で出演している。
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