『ミスティック・リバー』
原題:Mystic River
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
原作:デニス・ルヘイン
音楽:クリント・イーストウッド
製作:アメリカ 2003年
ジミー(ショーン・ペン)の19歳の娘ケイティ(エミー・ロッサム)が背後から銃で打たれ殺害される。
娘をこよなく愛していたジミーは悲嘆にくれ、自ら犯人を突き止めようと、取り巻きたちに犯人探しを命じる。
ジミーはかつて強盗事件を起こし刑務所暮しをしていた。今は雑貨屋を営んでいる。
デイブ(ティム・ロビンス)は、ケイティがバーで踊っていたところを目撃している。その夜、手と腹部をを負傷した帰ってきたデイブに、妻が問いただすと、車に乗ろうとしたところ強盗にあい、腹を刺され右手を負傷したと説明する。ひょっとすると強盗を殺してしまったかもしれないという。病院に行くことを頑なに拒否する。
しかし、その後デイブのいうような事件は新聞に書かれていない。
一方、郡警察のショーン(ケヴィン・ベーコン)は、森の中で殺されているケイティーを発見した。
捜査を進めるうちに、以前に起きた強盗事件で使われた拳銃が、ケイティーを殺したものと同じであることが判明した。その拳銃のありかはどこなのか。
子どもの頃、デイブとジミーとショーンは幼馴染でよく一緒に遊んでいた。
ある日3人の前に警察のふりをした男が車で現れ、デイブを連れ去った。デイブは暴行を受け4日後に帰ってきた。
デイブはそのトラウマから抜けきれず、悩み続けている。
ショーンはケイティが殺された夜のデイブのアリバイに疑問を持ち、連行して尋問する。
デイブの妻は夫に疑惑があるとジミーに告げてしまう。
ジミーたちはデイブを連れ出し、ケイティの殺害を白状させようと迫る。
そして、予想もしない人物が犯人として浮かび上がる。
不条理な復讐劇に、何とも言えないやり切れなさが残る。
原作は、デニス・ルヘインの同名の小説。
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