フライド・グリーン・トマト
人種差別、ドメスティック・バイオレンス、ミステリの要素があり、ゲイかもしれず、カニバリズムの疑惑もあって、涙あり感動ありの息もつかせぬストーリー展開。
『ミザリー』で見る者を恐怖のどん底に引き込んだキャシー・ベイツがエヴェリン役で、『ドライビング Miss デイジー』でアカデミー主演女優賞を獲得したジェシカ・タンディがニニー役で、いい味を出している。
フライド・グリーン・トマト Fried Green Tomatoes ジョン・アヴネット ファニー・フラッグ アメリカ 1991年 |
エヴリンは夫のエドへの愛情が失せつつあり、夫婦仲は倦怠期そのもの。彼女は自己啓発セミナーに通いマンネリ生活から脱却しようと奮闘するが効果はない。
そんなある日、叔母の面会で訪ねた老人ホームで、ニニーに出会う。そしてニニーが語る昔話にエヴリンは引き込まれていく。
約50年前、アラバマの小さな町に暮らす男勝りのイジー(メアリー・スチュアート・マスターソン)は、最愛の兄バディを事故で亡くしてしまう。失意のイジーとバディの恋人だったルース(メアリー=ルイーズ・パーカー)のふたりは友好を深め、お互いになくてはならない存在になっていた。
やがてルースは結婚する。
しかし、夫のフランクが彼女に暴力をふるい、イジーは身重のルースをフランクのもとから連れて帰る。
イジーとルイスは、黒人やホームレスたちも入ることができる食堂を経営し、店は繁盛する。
しかし、黒人に優しい対応をするふたりを、快く思わない住人がいた。フランクやKKK団から嫌がらせを受け続けていた。
そして、村の祭りの夜に、赤ん坊を奪い取ろうとしたフランクが車ごと姿を消す。・・・・・・
エヴリンはニニーの話に感動し、生きる希望を見い出していく。
タイトルの『フライド・グリーン・トマト』は、カフェの名物料理のこと。スライスした青いトマトに衣をつけて揚げたもの。食べてみたいね。→人気ブログランキング
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