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2012年5月12日 (土)

セザンヌ展@国立新美術館

5月◯日(土)

東京メトロ千代田線乃木坂駅の6番改札口を出て階段を登ると、国立新美術館への連絡路にたどり着く。
その連絡路の手前で、美術展のチケットを売っていた。
お金を払おうとすると、併催されているエルミタージュ展も観る場合は200円の割引があるので、美術館入口のチケット売り場て買った方がいいと説明を受けた。

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まだ開館前だというのにすでに100名ほどが並んんでいた。
入館すると、音声ガイドを借りるところで渋滞している。
その次の、本美術展の趣旨を書いた看板の前にも人だかりができていて、一向に前に進まない。
今日は夏日になるとのことで、節電のせいもあるのか、汗ばんできた。
思いやられるなー。

今回のテーマは「北と南」、天気の移ろいやすい光が穏やかなパリと陽射しの強い南仏のプロヴァンスの対比だそうだ。
主に初期の作品を90点集めたとのこと。

印象派を支援したエミール・ゾラ(1840.4.2~1902.9.29)とポール・セザンヌ(1839.1.19~1906.10.22)は中学校の同級生だったという。
セザンヌはパリでは印象派に加わり、1874年の第1回印象派展に出品している。彼は若い頃から極光を浴びていたわけではないとのこと。
デッサンは上手くない。

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セザンヌは傷つきやすい性格で、何かあると故郷のエクサンプロヴァンスに帰っていた。パリとプロヴァンスを行き来しながら、絵画的な実験を繰り返していたそうだ。
プロヴァンスの強い陽射しを表現するために、大胆で力強い描き方を選択していった。静物画においては、現実ではありえない多視点の構図を描いた。
こうした試みがポスト印象派として、後のピカソたちのキュビズムに繋がっていったという。
セザンヌの立ち位置がはっきりと伝わる絵画展だった。

コーヒーを飲んで一息ついたら、エルミタージュ展だ。

セザンヌ パリとプロバンス
国立新美術館
2012.3.28(水)~2012.6.11(月)
開館時間 10:00~18:00(金曜日は20:00まで)
休館日 火曜日

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