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2012年6月 5日 (火)

『大いなる陰謀』

大いなる陰謀 (特別編) [DVD]
原題:Lions For Lambs
監督:ロバート・レッドフォード
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
音楽:マーク・アイシャム
製作:アメリカ   2007年

ブッシュ政権下、共和党の有力上院議員のジャスパー・アーヴィング(トム・クルーズ)のインターヴューに大物女性ジャーナリストのジャニーン・ロス(メルリストリープ)が向かう。
ロスは8年前に、アーヴィングを共和党の期待の星と書いたことがあった。
アーヴィングはロスに、泥沼化するアフガニスタンにおける戦況を打開する新作戦の情報をリークするという。アーヴィンの狙いは、好意的な記事を書いてもらい世論を味方につけたいというもの。
与えられた時間は1時間、アーヴィンとロスは丁々発止のやりとりをする。
実は、すでにその作戦は、10分前に敢行されていた。
インタビューを終えたロスは、アヴィーンに利用されるだけではないかと疑惑を抱き、記事を書くことを躊躇する。

いっぽう、カリフォルニア大学のマーレー教授(ロバート・レッドフォード)は、最近学業に身の入らなくなった学生に、自分の教え子であるふたりが志願してアフガニスタンに赴いた話を聞かせる。
ふたりは何事にも無関心を装うことの愚かさに気づいたのだった。

アフガニスタンでは、高地占領作戦を遂行する少数精鋭部隊が、ヘリコプターで前線に向かう。しかし、地上からの敵の攻撃でマレー教授のふたりの教え子はヘリコプターから振り落とされる。負傷して雪に埋まり動きのとれないふたりに、敵が接近していく。

この作戦でアフガンの戦況が有利に運ぶという設定が、いまひとつ真実味にかける。

3つの話がリンクして進行していき、占領作戦の結末が3つを結びつける。
アメリカの抱える矛盾を描いた社会派政治ドラマ。
トム・クルーズとメリル・ストリープのバトルともいえる言葉の応酬が見もの。

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