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2012年6月26日 (火)

アメリカン・ビューティー

モラルが歪んでしまったアメリカ中産階級の白人たちの物語。
広告代理店に勤めるレスター・バーナム(ケヴィン・スペーシー)は、上昇志向の強い妻キャロライン(アネット・ベニング)と反抗期の高校生の娘ジェーン(ソーラ・バーチ)の3人暮らし。
夫婦の間は冷え切っている。

Photo_20201204082601アメリカン・ビューティー
American Beauty
監督:サム・メンデス
脚本:アラン・ボール
音楽:トーマス・ニューマン
アメリカ  1999年

1

あろうことか、レスターは娘の同級生のアンジェラ(ミーナ・スヴァーリ)に熱をあげてしまう。
このアンジェラが曲者で、やたら早熟なことを口走り、ジェーンの家に遊びにいき聞こえよがしに「あなたのパパって素敵ね」などと言う。
それを耳にしたレスターは、俄然その気になってしまうという「フーテン中年男」。

バーナム家の隣には、ビデオカメラでジェーンを盗撮する高校生が引っ越してきて、こいつがなんとマリファナの売人。元海兵隊大佐の父親フランク・フィッツ(クリス・クーパー)は銃集めが趣味で、ナチスに傾倒しているマッチョである。
妻バーバラ(アリソン・ジャニー)との間は、冷え切っている。
さらに、税理士と麻酔科医のゲイのカップルが引っ越してきた。

3

キャロラインは不動産を売らんがために、大手不動産業の社長と関係を結んでしまう。

2

ジェーンとマリファナ高校生は仲良くなり、レスターはこの高校生に近づき、マリファナをスパスパ吸い始め、アンジェラとの仲は思惑どおりに進んでいく。ところが、アンジェラは口ほどではなくネンネだった。
そして、思いもしない結末がレスターに待っていた。

4

少しもビューティフルじゃない。あえてアイロニカルなタイトルつけた。
本作品が、アカデミー賞作品賞を含む8部門の候補となり、そのうち作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞、撮影賞の5部門を受賞したとは。。

アメリカン・ビューティーは、アメリカ産の赤いバラの名前だそうだ。
バラを植えたり、バラの花びらが天井から降ってきたり、バラ風呂に入ったり、花びらで局所が隠されたりと、そこかしこに赤いバラが小道具として使われている。→人気ブログランキング

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