クローサー
見た目は草食系のダン(ジュード・ロウ)と見るからに肉食系のラリー(クライヴ・オーウェン)のふたりが、食欲旺盛な雑食系のアンナ(ジュリア・ロバーツ)を奪い合う三角関係に、ストリッパーながら足が地に着いた若いアリス(ナタリー・ポートマン)が絡むストーリー。どろどろした三角関係のなかで、交わされる言葉は直接的でえげつなく辟易する。救いはアリスが我が道を行くところ。
有名な戯曲の映画化だそうだ。
クローサー 原題:Closer 監督:マイク・ニコルズ 脚本:パトリック・マーバー 製作:ケイリー・ブロコウ/ジョン・コーリー/マイク・ニコルズ/スコット・ルーディン 音楽:モリッシー 製作国:アメリカ合衆国 2004年 103分 |
ニューヨークからロンドンに出て来たストリッパーのアリスと小説家志望のダンは、同棲を始める。アリスをモデルにした小説を書きあげたダンは、写真家のアンナに、厄介なことに、一目惚れをしてしまう。
ダンのイタズラにより、アンナと皮膚科医のラリーが出会うことになり、ふたりは心を通わせ始める。
ここで三角関係が生まれることになるわけだ。
アンナとラリーは結婚を約束するが、アンナは不謹慎にもダンとの密会を重ねるようになる。結婚したふたりのわだかまりは消えない。
アリスは、ダンがアンナに惹かれていることを知り、ダンの元から姿を消しストリッパーとして働き始める。そのアリスの前に性器が服を着ているようなラリーが客として現れる。
ラリーはアンナとの離婚届にサインする代わりに、最後にもう一度彼女を抱きたいと言い出し、アンナはその条件を受け入れる。
それを知ったダンは、アンナを信頼できなくなる。
さらに、ラリーの診療所を訪ねダンは、アンナとラリーの離婚は成立していなかったことを知らされ、愕然とするのだった。
4人の男女の駆け引きの機微が面白い、と言えばその通りだが。。
筋が通っているのはストリッパーのアリスだけ、あとの3人は下半身のモラルがゆる過ぎる。アリスは、もうロンドンっ子はうんざりとばかり、ニューヨークへ帰ってしまう。→人気ブログランキング
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