ミラノ、愛に生きる
本作は、イタリア上流社会の優雅な暮らしぶり、華麗なファッション、ヨーロッパの四季の美しさ、オペラを彷彿とさせる音楽、という映画ならではの醍醐味を満喫させてくれる。
ミラノ、愛に生きる 原題:Io sono l'amore 監督:ルカ・グァダニーノ 脚本:ルカ・グァダニーノ/バルバラ・アルベルティ/イヴァン・コトロネーオ/ウォルター・ファサーノ 音楽:ジョン・アダムス イタリア 2009年 120分 |
ストーリーをかいつまんで書くと、
ミラノの大富豪レッキ家のパーティーに、息子とレストランを新しく開く友人のシェフが、雪のなか、デザートのタルトを持って豪邸に現れる。
上流階級の中で生きることに苦痛を感じていたエンマ(ティルダ・スウィントン)は、そのシェフの料理に魅了され、やがて恋に落ちていく。
一方、ロンドンの大学に通う娘のエリザベッタは、エンマにレスビアンであることを告白する。
レッキ家が運営してきた企業は、新興国の資本に買収されそうになり、合併を余儀なくされる。こうして、盤石だったレッキ家にほころびが生じてくる。
ある日、息子は友人の作ったディナーのスープがエンマの祖母の得意料理だあったことから、エンマと友人の関係に気づく。そして息子はエンマを「裏切り者」と罵り席を立つのだった。
華麗なファッションに身を包んだ身長180センチのティルダ・スウィントンの気品ある美しさが際立っている。→人気ブログランキング
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