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2012年8月20日 (月)

アメリカン・サイコ

1980年代のニューヨーク。
主人公のベイトマン(クリスチャン・ベール)はウォール街の投資会社の副社長で、出身校はハーバード大学、高級マンションのアメリカンガーデンに住み、趣味はエキササイズという27歳。
Image_20201206181901アメリカン・サイコ
原題:American Psycho
監督:メアリー・ハロン
脚本:メアリー・ハロン/グィネヴィア・ターナー
原作:ブレット・イーストン・エリス
製作:エドワード・R・プレスマン/クリス・ハンリー/クリスチャン・ハルシー・ソロモン
製作総指揮:マイケル・パサーネク/ジェフ・サックマン/ジョセフ・ドレイク
製作国:アメリカ合衆国  2000年  102分

ベイトマンは、ブランドのスーツやネクタイで身を包み、新しい名刺を見せびらかし、一流のレストランを予約できるかを競い合い、精神的には充実感のない生活を送っているヤッピーのひとり。

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夜になると、ベイトマンは殺人の衝動にかられる。
殺す相手には一貫性がない。路上生活者、ヤッピー、娼婦、昔の女友達、殺した人間は20人であったか40人であったか、はっきり覚えていない。殺し方は残虐極まりない。めちゃくちゃなのだ。
そんな生活は、いずれ収集がつかなくなる。

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多数の遺体がいつの間にか消えてしまい、殺した相手と最近出会ったあったという人物が現れて、ベイトマンが殺人を犯したのか、殺人は彼の想像の産物なのか曖昧としたまま、終わる。
このリアリティーのなさが、すっきりしない後味を残す。

特典映像で、監督は「原作の評判の悪い部分を消したあげた」と強気のことを言っている。狂気を孕んだ人物を演じたらピカ一のクリスチャン・ベールの演技は見ものだ。→人気ブログランキング

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