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2012年9月 7日 (金)

フィクサー

ニューヨークの法律事務所の揉み消し屋(フィクサー)マイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)は、出資したレストランが失敗してしまい多額の負債を抱えている。
Photo_20210817083501フィクサー
Michael Clayton
監督・脚本:トニー・ギルロイ
製作国:アメリカ合衆国   2007年  120分

マイケルが所属する弁護士事務所は、集団訴訟の被告である大企業U・ノース社の弁護を引き受けている。
農薬による健康被害の訴訟は6年にも及び大詰めを迎えている矢先、主任弁護士であるアーサー・イーデンス(トム・ウィルキンソン)が人前で全裸になる奇行に及んだ。
直ちに友人であるマイケルはアーサーの対応に向かう。
躁鬱病のアーサーは薬を服用していなかった。マイケルはひとまずホテルにアーサーを閉じ込めるが、彼はホテルから逃げ出してしまう。マイケルはアーサーの問題と金の問題で頭を悩ませることになる。

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アーサーは、機密文書を公にして依頼主のU・ノース社を裏切ろうとしていたのだった。アーサーに疑いを持ったU・ノース社の法務担当本部長カレン・クラウダー(ティルダ・スウィントン)は、アーサーを監視させる。
その後、一向にアーサーの問題が進展しないことで、カレンは弁護士事務所を信用できなくなり、アーサーの口を封じようとする。
一方、アーサーの考えに同調するマイケルは、上司(シドニー・ポーラック)にその旨を伝えるのだが、弁護士が依頼主を裏切ることなどあり得ないと一笑に付されるのだった。

裁判は、U・ノース社が予想よりもはるかに安い和解金で、決着を迎えようとしていた。しかし、機密文書を手に入れたマイケルを放置しておけないと、カレンは魔の手を伸ばす。

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緻密に計算された構成でストーリーは運び、終盤に大きな山場を迎える。終盤でのジョージ・クルニーとティルダ・スウィントンの、やり取りは見ものだ。

第80回アカデミー賞で作品賞、脚本賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、作曲賞の7部門にノミネートされ、ティルダ・スウィントンが助演女優賞を受賞した。→人気ブログランキング
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