白夜行
東野圭吾のベストセラー小説の映画化。
2005年には舞台化され、2006年にテレビドラマ化された。また2009年には韓国でも映画化されている。
![]() 監督:深川栄洋 脚本:深川栄洋/入江信吾/山本あかり 原作:東野圭吾 音楽:平井真美子 製作国:日本 2011年 149分 |
昭和55年。
質屋の店主桐原洋介が殺され、妻の弥生子(戸田恵子)の愛人で従業員の松浦勇(田中哲司)に容疑がかけられる。しかし、店主の10歳になる息子の亮司の証言により、松浦のアリバイが成立する。
桐原が殺される直前に会っていた西本文代とその若い恋人寺崎忠夫(宮川一郎太)に容疑がかかる。ところが、文代はガス中毒で亡くなり忠夫は交通事故死となり、忠夫のポケットから桐原のライターが出てきたことで、事件は被疑者死亡という結論を迎える。雪穂に抱きついたりするロリコン趣味の忠夫に、睡眠薬入りのジュースを飲ませたのは、亮二であった。
刑事の笹崎(船越英一郎)は釈然としない。被害者の息子と容疑者の娘のことが頭から離れないのだ。
昭和61年。
遠戚の唐沢家の養女となった雪穂(堀北真希)は、著名なお嬢様学校である清華女子学園に通う女子高生になっていた。
ある日、「昔、雪穂は貧乏で、実の母親が殺人犯」という噂をながしていた同級生が何者かにレイプされる。倉庫に放置された同級生を発見した雪穂は、警察の調べに対し、清華女子学園の生徒を工業高校の生徒が盗撮していたと証言した。工業高校の生徒が調べられ、雪穂の過去を知る生徒が逮捕された。
雪穂は表向きは、上品で聡明な女子高生に見えるが、雪穂の意に沿わない人物は、なぜか痛い目にあうことになる。
誰が痛い目に合わせているかというと、亮二らしいのだが、亮二と雪穂はまったく接触しない。
平成元年。
雪穂は成経大学に進学し、友人の江利子と社交ダンス部に入部する。
部長で資産家の息子・篠塚一成(姜暢雄)は江利子を気に入り、デートを申し込むが、デートの当日何者かによって江利子はレイプされる。
一方、亮司(高良健吾)は、女性相手の売春で収入を得ていたが、あるパーティーで知り合った栗原典子と同棲するようになる。
そんななか、いまだに質屋殺しの真犯人を追っている笹垣に、松浦死亡の知らせが届く。松浦は亮二の前に姿を現していたのだった。ところが、笹垣も何者かに青酸カリをコーヒーにもられるという目に遭う。ついに笹垣にも魔の手が伸びてきた。
やがて、典子が青酸カリで死亡し、笹崎は典子の部屋で見事な出来ばえの切り絵をみつける。笹崎は亮二の母親が経営する スナックにも切り絵が飾ってあったことを思い出した。
平成10年。
雪穂は篠塚一成と結婚していた。江里子がレイプされた後、つき合い始めたのだ。
しかし、一成の妹・美佳(小池彩夢)は雪穂を快く思っておらず兄を離婚させようとするが、美佳も何者かにレイプされてしまう。→人気ブログランキング
不審に思った一成が雪穂の過去を探偵に調べさせると、探偵も青酸カリにより殺害されてしまう。その一成のところに、定年後も事件を追っていた笹垣が現れ、ふたりは一連の事件の全貌を知るのだった。
【このあとネタバレです。】
雪穂にとっての邪魔者は、暴行を受けたり逮捕されたり殺されたりしてきた事実を知るのだった。
それにしても、雪穂と亮二が接触する場面がまったく描かれないのに、雪穂にとっての邪魔者が次々災難に会うのは、亮二と「闇」でつながっているからだろう。
そして、ついに雪穂にとって念願であった自らがプロデュースするブティック「R&Y」のオープンの日になった。
「R&Y」は、亮二と雪穂のイニシャルだった。
亮二は10歳の時に、亮二の父親に性の相手をさせられていた雪穂を守るために、父親を背後からハサミで刺したのだ。
それ以来、亮二は、なにがなんでも雪穂を影で支えていくと決意したのだ。
リアリティーのないストーリーに、今ひとつ入り込めない。
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