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2012年12月19日 (水)

奥様は魔女

かつて、日本のお茶の間でも人気を博したアメリカのテレビ番組のリメイク版。
もう亡くなってしまったけれど、エリザベス・モンゴメリーが演じるサマンサの鼻ぴくぴくは、鼻だけが動く特殊技能と思っていた。ところが、作中にテレビ番組『奥様は魔女』が流れるのを観ると、鼻ぴくぴくは口も一緒に動く大雑把なものである。周りに確かめてみると、鼻だけが動くと思っていた人がほとんどである。
ところで、サマンサ役は鼻がちょっと上向き加減で、鼻の穴が見えないといけない。そこは、とりあえずニコール・キッドマンはクリアしている。
なお、監督のノーラ・エフレンは『首のたるみが気になるの』(阿川佐和子訳)というタイトルのエッセイ集を書いている。
Image_20201121101301奥さまは魔女
監督:ノーラ・エフロン
脚本:ノーラ・エフロン /デリア・エフロン/アダム・マッケイ
音楽>ジョージ・フェントン
製作国:アメリカ  2005年  103分 

ストーリーは、落ち目の男優ジャック(ウィル・フェレル)が、かつての人気テレビ番組『奥様は魔女』のリメイク版でダーリンを演じて、人気を挽回しようとするところから始まる。サマンサ役には無名の新人を起用して、ダーリン役のジャック自身が目立とうという魂胆だ。
リメイク版のストーリーがリメイク版を作るという内容だから、文章にするとややっこしいが、映画はややっこしいことはない。

ニコール・キドマンが演じるイザベラは、人間社会でひとり暮らしを始めようとしている魔女。魔術を封印しようと決意するものの、つい使ってしまう。なにはともあれ生活していくためには、仕事につかなくてはならない。
そんなイザベラが本屋で鼻ぴくぴくをするところをジャックが見かけ、白羽の矢を当てる。

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サマンサ役に抜擢されたイザベラは、またたく間に茶の間の人気者になる。ところがジャックの好感度は犬より低いというもの。怒り心頭に発したジャックは、自分が目立つように脚本を書き換えさせる。
ジャックに好意を寄せていたイザベラは、そんなジャックの横暴さに腹を立て、番組を降りてしまう。

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見かねたイザベルの叔母さんがジャックに呪いをかけると、魔法が効きすぎて、ジャックはイザベルに心を奪われ追い掛け回すようになってしまう。そしてジャックのたっての願いで、イザベラは番組に復帰する。

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ニコールキッドマンを取り囲むのは父親のナイジェル(マイケル・ケイン)。娘に恋路をあれこれ忠告するが、ナイジェル自身は女とみれば言い寄る浮気男。
テレビの上での母親役のアイリス>シャーリー・マクレーン)に、ナイジェルはちょっかいを出している。隣のおばさん(>クリスティン・チェノウェス)がイザベルの家にちょくちょく現れて、なんやかにやとイザベラを応援する役目。
周りはこうした味のある俳優で固められている。

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イザベラはニコール・キッドマンにぴったりの役柄である。ジャック役はコメディアンだというが、今ひとつぱっとせず、異議あり。

それはおいて、サントラがまあいい。
フランク・シナトラ、エラ・フィッチジェラルド、ナタリー・コール、ポリス、ピング・クロスビー、ルイ・アームストロングといったところが歌っている。→人気ブログランキング

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