エリン・ブロコビッチ
抜群のプロポーションで色気を振りまくジュリア・ロバーツが、ふとしたことから公害問題に関わっていく。周りの人を惹きつける持ち前の魅力と抜群の行動力で情報を集め、気乗りしない被害者を説得し集団訴訟に持っていく。痛快なストーリー。
本作は実話に基づく。法律の教育を受けていない女性、エリン・ブロコビッチが、1993年に大手製薬会社PG&Eを訴え勝訴し、当時米国史上最高額の賠償金が支払われた。本人自らが出演している。写真を見る限り、エリン自身はュリア・ロバーツに負けず劣らず派手でゴージャスで陽気だ。
エリン・ブロコビッチ Erin Brockovich 監督:スティーヴン・ソダーバーグ 脚本:スザンナ・グラント 音楽:トーマス・ニューマン 製作国:アメリカ合衆国 2000年 130分 |
信号無視の車にぶつけられケガを負ったエリンは、自らの暴言で賠償金を取り損ねてしまう。2回の離婚歴、3人の子供がいるシングルマザーの彼女は困窮していて、弁護を依頼したエド(アルバート・フィニー)の法律事務所で、勝手に働き始める。
賠償金を手にできなかった弱みがあるエドは、仕方なく正式な法律教育を受けていない、なんのキャリアもないエリンを雇うことにした。
元ミスコンで優勝した美貌とプロポーションを持ち、大胆な服装で会社に現れる彼女は、同僚たちの顰蹙を買うものの、忠告などどこ吹く風、一向に改める気がない。
そんなおり、ラッキーなことに、隣に引っ越してきた入れ墨男(アーロン・エッカート)が、3人の子供の面倒を見てくれることになった。
ある日、彼女は書類の中に腑に落ちないファイルを見つける。不動産売却の書類に血液検査の結果が添付されていたのだ。
持ち前の美貌とスタイルを武器に、彼女は単独で調査を開始する。そして、大企業の工場が有害物質を垂れ流しにしている事実を突き止 める。
病に苦しんでいる多くの住民を目の当たりにしたエリンは、住民たちが集団訴訟を起こすように説得に回るのだった。
地道な仕事により住民たちの信頼を得て、600人以上もの原告を集めることができた。
そして、大企業と交渉の場を持ち、弁護士顔負けの弁舌で一歩も引かないエリンは、ついに多額の和解金を勝ち取った。
事務所で個室を与えられた彼女は、さらにエドから驚きの額のボーナスを受け取るのだった。
ジュリア・ロバーツは、本作で第73回アカデミー賞主演女優賞を獲得した。→人気ブログランキング
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