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星の旅人たち

息子をなくした失意の父親が、キリスト教三大聖地のひとつ、スペイン北西部サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道すがら、知り合った仲間たちと友好を深めていく。
800キロ、徒歩で数ヶ月に及ぶ道のりの巡礼を、主人公たちとともに味うことができるロードムービー。
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The Way
監督:エミリオ・エステヴェス
脚本:エミリオ・エステヴェス
製作国:アメリカ/スペイン  2010年  128分 

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カリフォルニアに住むトム(マーティン・シーン)は還暦を超えた眼科医。
音信がなかった息子が、サンジェゴ巡礼の途中でピレーネ山脈で遭難したとの訃報が届く。
トムは遺体を引き取るためにスペインに向かった。
彼は息子の遺灰をバックパックに詰めて、命を落とした息子の気持ちを理解しようと、周囲が止めるのも聞かずにサンジェゴ巡礼の旅に出かける決意をした。

道すがら、痩せるために参加したオランダ人のヨハン(ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン)、禁煙が目的のカナダ人女性のサラ(デボラ・カーラ・アンガー)、スランプに陥っている旅行ライター・アイルランド人のジャック(ジェームズ・ネスビット)と一緒になる。

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なにしろトムは気分が晴れない。
音信のなかった、うまくいっていなかった息子と、このような形で会わねばならないことを、自身のなかで消化できないでいる。彼は巡礼を始めた理由を聞かれると答えを拒否した。
しかし、ヨストはトムが遺灰を所々で撒いていることを知り、ジャックに話すと、それをジャックはサラに話した。
サラはトムに、かつて夫から暴力を受けていたこと、離婚して娘を手放したことなど、自分の過去を打ち明けた。

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しかし、ある日、ランチでワインを飲んだトムは、自身の秘密が広まったことに腹をたて、鬱積していた怒りが爆発して、3人に悪態をついて警察に拘束されてしまう。
その窮地を救ったのは3人だった。保釈金を肩代わりしてくれたジャックに、トムは旅の目的と息子のことを話し始め、旅行誌に自身のことを書いても構わないと言うのだった。こうして4 人は家族のように親密に結ばれていった。

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ところが、トムのバックパックが遺灰ごと少年に盗まれてしまう。トムたちは必死に追いかけるが、盗んだ少年が逃げ込んだのはジプシー居住区。諦めかけていると、父親に伴われて少年がバックパックを返しにきた。
父親は謝罪の意を表すために親戚のパティーにトムたちを誘ってくれた。
バッグパックは2度災難にあっている。1度目は巡礼の旅を始めた頃、トムが橋の欄干に寄りかかって担いでいたバックパックを降ろそうとしたときに、川に落としてしまったのだ。河原に降りて冷たい川に入り、泳いでバックパックを捕まえた。パックの中身は金で買えるが、遺灰が失われてしまえば、旅の目的が失われてしまう。

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そして、観ている者をあたかも巡礼を達成したようなスピリチュアルな気分にさせてくれるラストシーンが待っている。
監督のエミリオ・エステヴェスは、亡くなった息子のダニエルを演じている。主人公役のマーティン・シーンは監督の実父である。→人気ブログランキング

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