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2013年2月 3日 (日)

トイレット

もたいまさこ以外は、外国人というキャスティングで言葉はすべて英語という設定が、なんともユニークだ。
荻上直子監督が描く独特のゆるゆる作品。癒されること間違いありません。

Photo_20211026142301 トイレット
toilet
監督:荻上直子
脚本:荻上直子
製作国:日本/カナダ  2010年 109分 

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企業の研究所に勤めるレイはロボット型プラモデルにとり憑かれているオタク。
母親が亡くなり、アパートが火事になり、住むところがなくなったレイは、日本からやってきたばーちゃんと、引き籠もりのピアニストの兄モーリーと、生意気な大学生の妹リサと暮らすことになった。
ばーちゃんは、毎朝トイレから出ると深いため息をつく。そのことが、レイは気になって仕方がない。
ばーちゃんを喜ばせようと、レイは寿司を買ってくるのだが、ばーちゃんはさっぱり箸をつけない。

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そんなばーちゃんだが、レイには夜食にビールつきのギョウザライスを作ってくれた。
タバコを吸うばーちゃんに、「タバコは洗練されていない人が吸うものだよ」とレイが言うが、ばーちゃんはお構いなし。何しろ英語がわからない。
モーリーにはミシンの使い方を教えくれた。
リサにはエアギターの世界大会出場のための旅費を、ヘビ皮の財布からポンと出した。

1302013

ある日、レイはばーちゃんは自分たちの本当の祖母なのかと疑い始め、髪の毛をとってDNA鑑定に出した。その結果、全員が他人という結果に愕然とする。
しかし、皆と折り紙を折ったり餃子を作ったりして、言葉は通じなくとも伝わってくるばーちゃんの優しさに、少しずつ家族の絆を深めていくのだった。

レイは、インド人から日本式トイレの素晴らしい教えられる。
その話を聞いて、彼はばーちゃんが望んでいるのはウォシュレットに違いないと閃いた。
ある日、ばーちゃんが入院し、レイはその間にウォシュレットを取り付ける。

ピアノの演奏会、舞台に立ったモーリーは緊張のあまり金縛りにあったようになるが、ばーちゃんが「モーリー」と大声を出して親指を立てると、緊張の糸がほどけたのか見事な演奏を披露した。

そして、ついに、ばーちゃんは亡くなる。
レイはウォシュレットにまたがって、うひょっとなり、その快適さに酔いしれるのだった。

ウォシュレットは、ジャパニーズテクノロジーが世界に誇る偉大なる発明品だ。ばーちゃんは、彼らにとって、痒い所に手が届く日本文化の伝道師だった。
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→『世界一のトイレ ウォシュレット開発物語
→『レンタネコ』荻上直子 監督

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