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2013年3月25日 (月)

ウォーク・ザ・ライン 君につづく道

カントリーおよびロック・ミュージシャンのジョニー・キャッシュ(1932年2月26日~2003年9月12日)の自伝をもとにした伝記映画。
ジョニー役のホアキン・フェニックス< とジェーン・カーター役のリース・ウィザースプーンは、映画中の歌をすべてを吹き替えなしで歌っている。ふたりとも歌手として十分に通用する歌声である。
本作品は、アカデミー賞の主演男優賞、主演女優賞などにノミネートされ、ウィザースプーンが主演女優賞を受賞した。
音楽を担当したT.ボーン・バーネットは、アカデミー賞やグラミー賞の常連。
最近ではダイアナ・クラールの『Glad Rag Doll』(12年)をプロデュースしている。

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監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:ジェームズ・マンゴールド/ギル・デニス
音楽:T.ボーン・バーネット
アメリカ 2005年 136分 

主人公のジョニーは、綿花栽培の小作人農家で育った。
兄は優等生タイプ。綿花を摘むのも早いし、本をよく読んでいて物知り、ジョニーの憧れだった。ジョニーはラジオで音楽ばかり聴いていた。両親にとって兄は自慢の息子、ジョニーはみそっかす、怒られてばかりいた。
ある日、兄が電気ノコギリで材木を切っているときに、機械に巻き込まれて命を失ってしまう。家族は悲嘆にくれ、父のジョニーに対する風当たりはますます強くなっていく。
この兄への思いと父親のジョニーへの対応が、その後のジョニーのコンプレックスとなり彼を苦しめる。

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高校を卒業すると1950年に、ジョニーは空軍に入隊しヨーロッパに配属される。故郷から離れて暮らす寂しさを、彼は作曲することで紛らわせていた。
空軍を除隊した彼は、初恋のヴィヴィアン(ジニファー・グッドウィン)と結婚し、訪問セールスの仕事を始める。
しかし、セールスマンの仕事に身が入らず、心はいつもうわの空。バンド仲間と好きな曲を弾いて歌っているときだけが幸せだった。
ある日、ジョニーはレコード屋に飛び込んでオーディションの約束を取りつける。
空軍時代に書いた曲をバンド仲間と歌った彼は合格し、ミュージシャンとして活動を始めることになるのだった。

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その後は徐々に人気が出て、プロのミュージシャンととしてツアーに出るようになる。
そんなツアーで、少年時代からの憧れの的だったタレントのジューン・カーターと共演したジョニーは、彼女にぞっこん惚れ込んでしまう。
その後、ジョニーは妻との関係が悪化して、アルコールとドラッグでストレスを紛らわす生活を送るようになる。そして、彼はギターのボディに覚醒剤を隠して密輸した罪で逮捕され、どん底へ落ちてしまう。
ファンからも、仕事仲間からも、家族からも見離され、生きる希望を失っていた彼に、ジューンは手を差し延べ、ふたりで歌うようになる。これを機会にジョニーは復活をかけ再起しようとする

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1968年に、ジョニーは刑務所でのコンサートを成功させて復活を果たす。
ジョニーはジェーンに会うたびに求婚し続けた。
そしてカナダのステージ上で、ジョニーはジューンに40回目のプロポーズをし、ついに彼女の承諾を受けるのだった。
執念深さに脱帽。

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この作品は、ふたりが歌うシーンがたっぷり出てきて、歌いっぷりが堂に入っていて、聴き応え見応えがある。→人気ブログランキング
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