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イン・ハー・シューズ

仲の良い姉と妹の仲違いが、素行の悪い妹の更生を促し姉の婚約の引き金になり、ひいては父と祖母の積年の不仲を解消し、家族の絆を取り戻すという、瓢箪から駒のヒューマンドラマ。靴が、姉と妹そして祖母を結びつけ、詩で締めくくられるストーリー。
Photo_20210225081301イン・ハー・シューズ
In Her Shoes
監督:カーティス・ハンソン
脚本:スザンナ・グラント
音楽:マーク・アイシャム
アメリカ 2005年 131分

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弁護士の姉(トニ・コレット)は、ストレスの解消に履きもしない靴を何足も買い込んでいて、太り気味を気にするキャリアウーマン。一方、妹(キャメロン・ディアス)は、スタイル抜群で女を武器に生きてきところがあり、未だに定職に就けないでいる不良娘。正反対の姉妹だが、共通点は自分に自信が持てないことと、靴のサイズが同じこと。姉妹の母親は早くに亡くなり、父親は後妻と暮らしている。

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継母から実家を追い出された妹は、フィラデルフィアの姉のアパートに転がり込む。姉の服や靴を無断借用する妹は、案の定、恋人も借用してしまい、それを知った姉は妹をアパートから追い出してしまう。

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行き場を失った妹は、祖母(シャーリー・マックレーン)を訪ねてマイアミの高齢者用住宅に向かう。ここから画面の色調は明るくなり、ストーリーも少しずつ好転しはじめる。色気を振りまいて老人男たちを悩殺する妹の受けはいい。妹は、祖母の勧めで老人の介護に携わるようになり、アルコールやタバコと縁を切り、まっとうな生き方に目覚めていく。彼女は自らが介護を担当する盲目の元大学教授の勧めで詩の朗読を練習し、コンプレックスである識字障害を克服するのだった。

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識字障害(ディスレクシア、Dyslexia)は、知的能力に異常がないにもかかわらず、文字の読み書きに困難をきたす障害とのこと。アメリカでは15%の人がこの障害を持つという驚きのデータがある。

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一方、姉は人間らしさを取り戻そうと仕事を辞め、犬の散歩のアルバイトをはじめる。そんな姉に、かつての法律事務所の同僚が声をかけ、ふたりの関係は婚約するまでに発展する。ところが、トラブルメーカーの妹の話題を避け完全には心を開かない姉に男は戸惑い、婚約は暗礁に乗り上げてしまう。ここで祖母が一役買い、ストーリーはハッピーエンドに向かう。
コメディー、ラブストーリー、ヒューマンドラマが入り混じった不思議な魅力を醸し出す作品である。
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