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ミレニアム2 火と戯れる女

前作『ドラゴン・タトゥーの女』では、リスベット・サランデル(ノオミ・ラパス)よりもミカエル・ブルムクヴィスト(<ミカエル・ニクヴィスト)が登場する場面が多かった。本作ではリスベットが大活躍する。
スケールの大きなストーリーに魅了される一本。

2_20201202124301ミレニアム2 火と戯れる女
監督:ダニエル・アルフレッドソン
脚本:ヨナス・フリュクベリ
原作:スティーグ・ラーソン
スウェーデン デンマーク ドイツ 2009年 130分 

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海外放浪の旅からストックホルムに戻ってきたリスベットは、自らの保護観察記録書を確かめる目的で、かつてレイプされその仕返しに下腹部にタトゥーを刻んだ後見人のヴュルマンの部屋に忍び込みんだ。少女時代に起こした障害事件で精神病院に強制入院させられたリスベットは、退院後は後見人の監視下で生活せざるをいない立場にある。リスベットは机の引出しにあった拳銃でヴァンゲルを脅し、「問題ない」と書くよう脅した。これがリスベットにとって不覚であった。ヴァンゲルが復讐を企てたのだ。

その記事は、売春規制の法案作成に携わった役人や警察官、弁護士、ジャーナリストなどの名前が連なったスキャンダラスなものだった。やがてダンと恋人が銃殺され、発見された凶器はリスベットの指紋のついたヴァンデルの拳銃であった。直ちに、警察はリスベットを容疑者として指名手配した。

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リスベットの無罪を信じるミカエルは彼女に接触し、ふたりで事件の調査を進めるが、少女買春の被害者達は報復を恐れて口を開こうとしない。彼女達が恐れているのは「ザラ」という人物であった。
何十年も前にスウェーデンに亡命したソ連のスパイが、冷戦時代にはもてはやされた。冷戦が終結したあと、スパイの存在の隠蔽をもくろむ公的機関の弱みに漬け込んで、その人物はモンスター化していった。それがザラだった。

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やがてリスベットはザラの居場所を突き止め単身乗り込んでいく。
そして、バイクに乗った悪党達や、巨漢の金髪男がリスベットを待ち受ける。

リスベットは華奢ながら、持ち前の感のよさと敏捷さで、仕掛けられた罠を回避し敵の攻撃をかいくぐっていく。リスベット自らが罠を仕掛けるという大胆さで巨悪と戦う痛快な終盤が待っている。
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→『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

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