『ドライヴ』
ドライヴ [DVD]
posted with amazlet at 13.06.22 Drive
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン 脚本:ホセイン・アミニ 原作:ジェイムス・サリス 音楽:クリフ・マルティネス アメリカ 2011年 100分 ★★★★☆ |
主人公のドライバーは己の身に降りかかった火の粉を振り払っていく。彼には欲はなく、自らのせいで危険な状況におかれた母子を助けたい一心で行動する。ドライバー役のライアン・ゴズリングの冷静無比な演技が、この映画に静謐さを与えている。
ドライバー(名前は明らかにされない)は、並外れた運転テクニックを持っている。昼は自動車修理工として働き、ときにアルバイトで映画のカースタントマンを務め、夜には強盗の逃がし屋をこなしていた。彼はアパートの同じ階に住むアイリーン(キャリー・マリガン)に思いを寄せるが、ほどなく服役していた夫スタンダード(オスカー・アイザック)が出所してきて話は動き出す。
服役中に多額の借金を負ったスタンダードは、強盗を強要されていた。スタンダードに助けを求められたドライバーは、1回きりの約束で無償で運転手役を引き受けることにした。
ところが、首尾よく金を奪ったスタンダードが逃げようとしたときに、背後から撃たれ命を落としてしまう。奪った金100万ドルは組織の裏金で、何者かによる罠であることを知ったドライバーは、裏で操る黒幕を突き止めようと動き出す。
やがて、自動車修理工場の社長が無残な死体で発見され、ドライバーは愛するアイリーン母子と自らの身を守るため反撃に出る。
ドライバーと刃物で向かい合った黒幕との決着が、駐車場のアスファルトに映る影だけで表現される場面が印象的だ。→ブログランキングへ
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