少年ナイフ ゴールデン☆ベスト(CD)Shonen Knife
「少年ナイフ」は、素人っぽいところが魅力である。
英語で歌って、とりあえず海外でもやってますからという無鉄砲さがウリだ。まずは「YOU TUBE」で、『トップ・オブ・ザ・ワールド』をチェックしていただきたい。
少年ナイフ ゴールデン☆ベスト 少年ナイフ ユニバーサルJ (2006-07-05) |
「少年ナイフ」は高校か大学の学園祭に出演した素人ロックバンド、しかも女性だけ、という感じだが、聴いていると「結構やるじゃん」となる。オリジナル曲を演奏しだすと「持ち歌もあるのか」と評価はアップする。そのうちに「プロなんだってよ」で「んー、なるほど」となる。
「なるほど」というのは、素人にしては音は外さないし、レパートリーが広い、それにボーカルには素朴な味がある、が、プロと言われるとやっていけるかなと心配だ、という意味が込められている。
「少年ナイフ」はオルタナティブロックというカテゴリーに属する。代用品のロックという意味だ。
オススメは、さっき、YOU TUBEで聴いていただいた、ディスク2に収録されているカーペンターズのナンバー『トップ・オブ・ザ・ワールド』。最後に「Top of the world」をリフレインするところが、なんとも滲みる。
映画『最後の晩餐 平和主義者の連続殺人』(1996年)のクレジットでこの曲が流れたとき、「誰が歌ってんだ、この調子っぱずれな歌?」とのけぞった。たどり着いたのが「少年ナイフ」だった。→人気ブログランキング
ディスク:1 1. ロケットにのって 2. Twist Barbie 3. サイクリングは楽し 4. Antonio Baka Guy 5. I am a cat 6. Burning Farm 7. コンクリートアニマルズ 8. トマトヘッド 9. Brown Mushroom 10. Cobra versus Mongoose |
ディスク:2 1. Space Christmas 2. Milky Way 3. Quavers 4. Goose Steppin’ Mama 5. Till the end of the day 6. Top of the world 7. Secret Dance 8. Cherry Bomb 9. Wind Your Spring 10. It’s a New Find |
「音楽」カテゴリの記事
- すべてのことはメッセージ 小説ユーミン 山内マリコ(2023.02.01)
- ルート66を聴く アメリカン・ロードソングはなにを歌っているのか 朝日順子(2021.07.23)
- 革命と戦争のクラシック音楽 片山杜秀(2020.03.22)
- ジャズの歴史 相倉久人(2019.10.02)
- 生きているジャズ史 油井正一(2019.09.20)
「CD」カテゴリの記事
- Wallflower ダイアナ・クラール(2015.02.10)
- 趣味の演芸 清水ミチコ CD(2015.01.24)
- 少年ナイフ ゴールデン☆ベスト(CD)Shonen Knife(2013.08.22)
- Meets The Beatles(CD)ジョン・ピザレリ(2013.07.29)
- Glad Rag Doll(CD)ダイアナ・クラール(2013.03.12)
「ロック」カテゴリの記事
- ルート66を聴く アメリカン・ロードソングはなにを歌っているのか 朝日順子(2021.07.23)
- アイム・ノット・ゼア(2016.04.14)
- 少年ナイフ ゴールデン☆ベスト(CD)Shonen Knife(2013.08.22)
コメント