ダーティハリー3
シリーズは3作目となり、定式化している。
冒頭で、ハリーが44口径マグナムで事件を強引に解決して、上司の逆鱗に触れる。
新しい相棒が現れ、相棒は危険な目にあう。
本題の事件が起こり、ハリーは危機一髪で犯人を駆逐する。マグナムは犯人に奪われることが多い。
というのが、大枠であり、本作ではロサンジェルス市の行政を司る〈わかっちゃいない〉人物たちの能天気ぶりが加わる。
行き合ったリカーショップの強盗事件で、ハリーは犯人から要求された車ごと店につっこみ、44口径マグナムをぶっぱなす。またもや強引すぎるやり方を叱責され、ハリーは人事課へ異動になった。
ダーティハリー3 The Enforcer 監督:ジェームズ・ファーゴ 脚本:スターリング・シリファント/ディーン・リーズナー 原案:ゲイル・モーガン・ヒックマン/S.W.シュアー 音楽:ジェリー・フィールディング アメリカ 1976年 96分 |
陸軍の兵器庫に強盗が押し入り、バズーカ砲など大量の武器や弾薬を略奪する事件が発生する。人民革命攻撃隊から犯行声明が届くが、実は人民革命グループとは名ばかりの凶悪な強盗団であった。
この事件で相棒のフランクが殺され、ハリーは殺人課に呼び戻される。新しい相棒は、面接試験でハリーが「100メートルを何秒で走れるか?」と質問したケイトだった。
警察署内で爆発事件が起こり、署の前にいた怪しい黒人男性をハリーとケイトが追いかける。BGMのジャズがガンガンと流れる中、100mを11秒で走るケイトは、爆弾入りとは知らず男が手放したカバンを片手に持って走る走る、大追跡の末に逮捕した。「走る」が、キーワードの場面である。ケイトの行動にハリーは「泣ける」を連発する。
ハリーはスラムの顔役の家へ乗り込むが、事件に関係がないことがわかる。
しかし、ハリーが帰った後に、刑事課長が顔役を逮捕してしまい、この逮捕で市長は刑事課長とハリーとケイトを表彰するが、ハリーは表彰を拒否してバッジを外した。
そのあと、市長が誘拐され莫大な身代金を要求してくる。
一味はベトナム帰りの殺人狂ボビーをリーダーとする過激派グループで、彼らは、かつてアル・カポネ送り込まれたアルカトラス刑務所の廃墟にたてこもっているという。
ハリーはケイトとともに廃墟へ乗り込んだ。
過激派グループとの激しい銃撃戦が始まり、ケイトは市長を無事救出に成功したかに思えたが、市長の無謀な動きでケイトは射殺されてしまう。ボビーは市長を人質にとって海岸添いの塔を登っていく。
ハリーはバズーカ砲を塔へ向けて構え容赦なく発射した。→人気ブログランキング
『ダーティハリー Dirty Harry』 1971年
『ダーティハリー2 Magnum Force』1973年
『ダーティハリー3 The Enforcer』1976年
『ダーティハリー4 Sudden Impact』1983年
『ダーティハリー5 The Dead Pool』1988年
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