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マリー・アントワネットに別れをつげて

原作はフランスで最も権威あるフェミナ賞に輝いた、シャンタル・トマのベストセラー小説『王妃に別れをつげて (白水Uブックス)』。フェミナ賞を、古くはロマン・ローランが『ジャン・クリフトフ』(1905年)で受賞している。

Image_20210102095801マリー・アントワネットに別れをつげて
Les adieux à la reine
監督:ブノワ・ジャコ
脚本:ブノワ・ジャコ
原作:シャンタル・トマ
音楽:ブリュノ・クレ
仏・スペイン  2012年  100分

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1789年7月、フランス革命下のヴェルサイユ宮殿。
マリー・アントワネット王妃(ダイアン・クルーガー)の朗読係シドニー(レア・セドゥー)は王妃に心酔しており、王妃もシドニーに目をかけていた。王妃はポリニャック夫人(ヴィルジニー・ルドワイヤン)にぞっこん。ポリニャック夫人は、王妃の寵愛を受け特権と膨大な富を得ていた。シドニーから見ると同性愛的な三角関係にあった。

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民衆はバスチューユを陥落させ、出回ったギロチンリストには、筆頭に王妃、三番目にはポリニャック夫人の名があった。
その日、王妃は精神的に不安定な状態にあった。深夜になって、王妃の呼出しに応じないポリニャック夫人を再度説得する役目を買って出たシドニーは、夫人の侍女の制止を振り切って、寝室に強引に入る。そこで、シドニーは睡眠薬を服用して熟睡するポリニャック夫人の全裸の姿を目にするのだった。
うろたえながら逃亡の準備をする王妃を見守るシドニーに、王妃は「あなたを見捨てない」と告げる。

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翌日、王はヴェルサイユ宮殿にとどまるとの決意を王族たちに告げた。それは王族たちの運命が新政府の判断に委ねられることを意味する。絶望のあまり立ちすくむ王妃に、緑のドレスを纏ったポリニャック夫人が近づき、王族たちが見守るなか王妃と抱き合い、別の部屋へと消えて行く。

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王妃がポロニャック夫人に宮殿からの逃亡を勧めると、夫人はいとも簡単に応じる。王妃は自分を置いて逃げ出す夫人に複雑な思いを抱くが、夫人の影武者をシドニーを命じるのだった。捕まれば断頭台に上がるのはシドニーである。

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シドニーはポリニャック夫人の緑のドレスを身につけさせられ、ポリニャック夫人は召使の服装で馬車に乗り込む。やけくそ気味のシドニーは、夫人の制止を聞かず、すれ違う沿道の民衆に窓から手を振るのだった。→人気ブログランキング

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