« ランチのアッコちゃん 柚木麻子 | トップページ | 首のたるみが気になるの ノーラ・エフロン/阿川佐和子訳 »

2014年2月24日 (月)

NOセックス、NOライフ!

「何が起こるかわからないニューヨーク」の二組のカップルの話。
邦題からするときわどい内容を連想しがちだが、そういう会話は少しはあるものの画面は至っておとなしい。
こんな言い方はなんだが、監督はジュリアン・ムーアの夫。
Image_20201206160101NOセックス、NOライフ!
Trust the Man
監督:バート・フレインドリッチ
脚本:バート・フレインドリッチ
音楽:クリント・マンセル
アメリカ 2005年 100分

_

広告会社を辞めたトムは、舞台女優の妻レベッカ(ジュリアン・ムーア)に代わって、ふたりの子どもの面倒をみている主夫である。トムは性欲が強いがレベッカはそれについていけないために、セックスレスということでカウンセリングを受けている。

__2

一方、レベッカの弟トビーと小説家を目指すエレインはすでに7年もつきあっているが、結婚はしていない。子供を大勢産んでスペイン系の大家族を夢見ているエレインの思いは、厭世的で現実から目を逸らす生き方をしてきたトビーに一向に通じない。

Photo_3

ある日トムは、強引に言い寄ってきたシングルマザーのパメラと関係を持ってしまう。後悔の念に駆られたトムは電車の中の広告で見かけた「セックス依存症セラピー」に参加するようになる。ところが、レベッカに不倫を突き止められ、別居を余儀なくされる。

一方、トビーもかつての女友だちと関係を持ってしまう。
そんなある日、エレインは、ふたりの将来についてよりも車がレッカー車に持っていかれたことが重大関心事であるトビーに、愛想を尽かし別れることなる。「7年を無駄にした」と叫ぶエレインの発想は、女性ならではのもの。要するにトビーは大人でない。

レベッカは舞台の共演者から執拗に迫られるがこれを拒絶し、一方エレインは新しい男友達と付き合いはじめる。

__3

いよいよレベッカの初舞台の日、トムとトビー、エレインと男友達は、観劇に駆けつける。舞台が終わり出演者一同が挨拶に舞台に上がったとき、トムはレベッカに、トビーはエレインに愛を告白し、周りの観客たちの喝采を浴びるというクサイ結末でことは収まる。

Photo_4

そして、トビーと妊娠したエレインの結婚披露パーティのあと、花で飾られ空き缶がつながれた新婚旅行用車は、レッカー車で持っていかれるのだった。

アメリカならではのジョーク、流行り言葉、アメリカ英語ならではの言い回し、あるいは宗教がらみ人種がらみ、そうした「アメリカあるいはニューヨークならでは」のバックグラウンドがわからないと、面白さが伝わってこない気がする。そのこともあって、日本では劇場未公開なのかもしれない。→人気ブログランキング
ジュリアン・ムーアの出演作品を並べてみると、本数の多さに驚く。主演も助演も難なくこなす圧倒的な演技力と存在感があるからだ。

【ジュリアン・ムーア出演作】(サイト内リンク)
『キャリー』Carrie 2013年
『メイジーの瞳 』What Maisie Knew 2012年
『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』Game Change 2012年
『ラブ・アゲイン 』Crazy, Stupid, Love. 2011年
キッズ・オールライト』The Kids Are All Right 2010年
『シェルター』Shelter 2010年
『CHLOE/クロエ』Chloe 2009年
『シングルマン』A Single Man 2009年
『50歳の恋愛白書』 The Private Lives of Pippa Lee 2009年
『美しすぎる母』Savage Grace 2008年
『ブラインドネス』Blindness  2008年
アイム・ノット・ゼア』 I'm Not There 2007年
『NEXT -ネクスト-』Next 2007年
『フリーダムランド』Freedomland 2006年
NOセックス、NOライフ! 』Trust the Man 2006年
『トゥモロー・ワールド』Children of Men 2006年
『フォーガットン』The Forgotten 2004年
『エデンより彼方に』Far from Heaven 2002年
めぐりあう時間たち』The Hours 2002年
『ハンニバル』Hannibal 2001年
『エボリューション』Evolution 2001年
シッピング・ニュース』The Shipping News 2001年
クッキー・フォーチュン』Cookie's Fortune 1999年
『理想の結婚』An Ideal Husband 1999年
『マップ・オブ・ザ・ワールド』A Map of the World 1999年
『ことの終わり』The End of the Affair 1999年
マグノリア』Magnolia 1999年
ビッグ・リボウスキ』The Big Lebowski 1998年
『サイコ』Psycho 1998年
『ジュラシック・パーク』Jurassic Park 1997年
『家族という名の他人』The Myth of Fingerprints 1997年
『ブギーナイツ』Boogie Nights 1997年
『SAFE』Safe 1996年

『9か月』Nine Months 1996年
『暗殺者』Assassins 1996年
『サバイビング・ピカソ』Surviving Picasso 1996年
『ショート・カッツ』Short Cuts 1994年
『42丁目のワーニャ』Vanya on 42nd Street 1994年
『ボディ』Body of Evidence 1993年
『妹の恋人』Benny & Joon 1993
『逃亡者』The Fugitive 1993年
『ゆりかごを揺らす手』The Hand That Rocks The Cradle 1992年

« ランチのアッコちゃん 柚木麻子 | トップページ | 首のたるみが気になるの ノーラ・エフロン/阿川佐和子訳 »

コメディ」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: NOセックス、NOライフ!:

« ランチのアッコちゃん 柚木麻子 | トップページ | 首のたるみが気になるの ノーラ・エフロン/阿川佐和子訳 »

2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ