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さよなら渓谷

内縁の関係で暮らすふたりは15年前の集団レイプ事件の加害者と被害者。
なぜふたりは共に暮しているのか、その経緯が明らかにされていく。

Photo_20211012084401さよなら渓谷
監督:大森立嗣
脚本:大森立嗣/高田亮
原作:吉田修一
主題歌:真木よう子「幸先坂」
2013年  日本 116分

市営団地に住むシングルマザーの息子が殺害され、まもなく母親が逮捕される。母親は隣に住む尾崎俊介(大西信満)と関係があったと供述し、俊介は警察に連行される。刑事の質問に俊介の内縁の妻かなこ(真木よう子)は「あの人はそういう男かもしれないと」答えた。不倫関係を自白させようとする刑事に俊介は黙秘を貫いた。
いかなる辛苦も耐え忍び、それを乗り越えてこそ自らの罪が償えるかもしれないという覚悟が感じられる。

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週刊誌記者の渡辺一彦(大森南朋)はこの事件を後輩の小林杏奈(鈴木杏)とともに調査するうちに、かつて俊介たちが起こした事件に行き当たる。俊介は大学野球で将来を嘱望された優秀なピッチャーであったが、仲間とともに集団レイプ事件を起こし退部されられていた。

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一方、渡辺たちは集団レイプ事件の被害者のひとり水谷夏美についての情報を入手する。事件のあと夏美は転校するが新しい高校でも噂は広まった。大学卒業後に就職した会社でも事件のことを知られ退職した。そのあと再就職した会社の取引先の男性と結婚するが、次第に夫が暴力を振るうようになり、2度自殺未遂を起こし失踪する。
ふと、渡辺はかなこが水野夏美ではないかと思うに至り、渡辺と小林はかなこから経緯をすべて聞き出すのだった。

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かなこは俊介が立花友美と関係があったとの証言を撤回し、友美も肉体関係を否定したことにより、俊介は釈放される。

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償いきれない罪を償おうとする男と、癒えることのない心の傷を抱える女の依存しあう関係はいつ壊れてもおかしくない。かなこは家を出ていった。
一緒に不幸になると約束したけれど、幸せになりそうだから出て行ったと、俊介は渡辺に言う。幸せになりそうであることは、ふたりでいることがいたたまれないのだろう。
そして「でも必ず見つけ出しますよ」と付け加えた。→人気ブログランキング
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