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2014年5月27日 (火)

ゆりかごを揺らす手

住み込みのベビーシッターが、自分を信じ切っている夫婦に復讐するというサスペンス。
患者に対するわいせつ行為で、婦人科医が妊婦たちから訴えられて自殺する。
その妻ペイトン(レベッカ・デモーネイ)は、夫の自殺と頼みの遺産の没収で、ショックのあまり流産し子宮を摘出されてしまう。一方、婦人科医を告発したクレア(アナベラ・シオラ)は無事に男の子を出産する。
Photo_20201219083701ゆりかごを揺らす手
The Hand That Rocks the Cradle
監督:カーティス・ハンソン
脚本:アマンダ・シルヴァー
音楽:グレーム・レヴェル
アメリカ  1992年  110分 

そして6ヶ月後、復讐を思い立ったペイトンは住み込みベビーシッターとしてクレアに雇われ、赤ん坊と幼い娘エマの世話をすることになる。ふたりの子供はまるで人質に取られたようなもの、このドメスティックな状況が不安感を一層かきたてる。

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ペイトンは赤ん坊に自らの母乳を与え、エマにはクレアに禁止されていることを許可して手なずける。母乳を与えている現場を使用人のソロモン(アーニー・ハドソン)に見られ、ペイトンはソロモンにロリコン趣味の濡れ衣を着せて、解雇に追い込んでしまう。社会福祉センターから派遣された黒人のソロモンは、少しIQが低いのだが、必ずこの家族を守ると誓うのだった。
さらにクレアの夫マイケル(マット・マッコイ)の論文を破棄して、クレアに持病の喘息発作を起こさせる。
また、マイケルのかつての恋人マリーン(ジュリアン・ムーア)を焚きつけて浮気を画策し、夫婦の間に波風を立たせようする。こうして、ペイトンの思い通りに、ことはじわりじわりと進んでいくのだった。
ペイトン役のレベッカ・デモーネイが、ことのほか色白で蝋人形のように見えて、一層の恐怖感を煽るのである。

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あるとき、マリーンは不動産業の物件の写真を見ていて、ペイトンが自殺した産婦人科医の妻であることを突き止める。マリーンはそれをクレアに知らせようとするが、ペイトンがしかけた罠にはまり温室の中で殺される。
クレアは、マリーンが掴んだ手がかりを追い、ついにペイトンの正体を突き止めるだった。そして復讐鬼と化したペイトンは、クレアたちを襲うのだが、間一髪で、誓い通りソロモンが現れる。→人気ブログランキング

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