サイド・エフェクト
うつ病のエミリー(ルーニー・マーラ)は、出所したばかりの夫(チャニング・テイタム)をキッチンナイフで殺害し逮捕される。夫の罪はインサイダー取引であった。
この不可解な殺人事件は、夫婦間のいさかいによるのか、薬の予期せぬ副作用(サイドエフェクト)によるのか、あるいはジュード・ロウ演じる精神科医のバンクスが不適切な薬を処方したせいなのか。
サイド・エフェクト [Side Effects 監督:・ソダーバーグ 脚本:スコット・Z・バーンズ 音楽:トーマス・ニューマン アメリカ 2013年 106分 |
事件によりバンクスの人生は狂い始める。彼は多額の報酬を約束された新薬の臨床治験を取り消され、病院から追い出される。追い打ちをかけるように、容疑が晴れているはずの女性患者との性的スキャンダルが蒸し返され、医師としての信用がガタ落ちとなってしまう。
バンクスは、エミリーが殺人を犯したのは、あくまで抗うつ剤の予期できなかった副作用によるものと証明することで、自らの汚名を雪ごうとする。
かつてエミリーのうつ病の治療を担当した女医(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に、過去の治療経過を照会するも、不審な事柄は出てこない。しかし調べていくうちに、バンクスはエミリーのうつ病は偽装されているのではないかとの疑惑を抱くようになる。
そんなおり、エミリーとバンクスとの性的関係を匂わせる写真がばら撒かれ、妻は子供と共に家を出て行き、バンクスはさらに追い込まれていく。
エミリーが殺人罪に問われるまでして手に入れようとしたものは、一体何なのか。
それを暴くために、バンクスはエミリーに起死回生の策をしかけようとする。→人気ブログランキング
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