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2014年6月19日 (木)

さすが、ソニー

今朝、仕事場に着いて、いつも使っているUSBメモリがないこと気づいた。
確かジャケットのポケットに入れたはずなのに。。

車通勤なので、ズボンのポケットに入れると、車の乗り降りのときにポケットから滑り落ちることがある。以前にズボンのポケットに入れたスマートフォンや財布を落とす痛い目にあったので、ジャケットに入れることにしていた。
行方不明になったスマートフォンを、なくしてから3カ月後に、車の運転席とドアの隙間に挟まっているのを見つけたことがあった。
財布は駐車場で2度落としたが、1回は幸運にも知人が拾って届けてくれた。
もう1回も、奇特な方が拾って警察に届けてくれた。担当の警察官から「10%くらいのお礼をしてください」と念を押すように言われ、届けてくれた方の電話番号と住所を告げられた。財布には1万数千円しか入っていなかったものの、銀行のカードやデパートのカード、クレジットカード、運転免許証、保険証、ポイントカードなど、生活の核となるものが入っているわけだから、礼状を添えて1万円の商品券を送った。

本当の痛い目にあっていないから反省が足りないと揶揄されることがあるが、それはおいておいて、ズボンのポケットに入れた可能性は低い。それでも、ひょっとするとと、ズボンのすべてのポケットを何度も探るが、そういえば今朝、別のズボンにはき替えたのだった。

なにしろ、そのUSBメモリには最近読んだ小説や見たDVDついて書いた文章がいくつも入っているのだ。いつもはジッパーつきの透明なビニール製の筆入れに入れるのだが、昨夜は家で使うつもりだったので、仕事場でパソコンから抜いてついそのままポケットに入れた。それが使わずじまいになった。
以前にUSBメモリをなくしたことがある。その時は、大事な資料が消えてしまい途方に暮れたが、数日すると逆に以前のしがらみから解き放たれた、断食のあとは多分こんな気分なのだろうなという爽快な感じがしたものだ。

さて、家に帰って昨日はいていたズボンを探るが、ない。
ここで、車の中かもしれないとか、カバンかもとか、ひょっとするとテーブルや椅子の下に落ちているかもと、捜索範囲が広げたが、出てこない。

ここで、昨日、ジャケットの下に半袖のワイシャツを着ていたことを思い出し、風呂場に行くと、脱衣室の洗濯かごは空で洗濯機が回っていた。洗濯機を止め、洗濯槽の洗濯ネットのなかから、ビショビショに濡れ泡にまみれたワイシャツのポケットを探ると、あったのだ。つい「あーあ」と落胆のため息が出た。水に浸かったUSBメモリが無事なはずはないと思った。

すぐさまUSBメモリを入念に拭いて、パソコンに差し込む。パソコンの立ち上がるのが、なんとまだるっこいことか。
USBメモリのアイコンをクリックすると、ファイルとフォルダがちゃんと並んでいるではないか。いくつかのファイルとフォルダを開いてみたが、まったく無事だった。念のため、すべてを別のUSBメモリに移したが、そこまでする必要はなさそうだった。

Usb_2

洗濯水の中でくるくる回ってもびくともしない不死身のUSBメモリはソニー製である。
最近、いい風評を聞かないソニーであるが、さすがわれらがソニーだと思った。
ただ残念なのは、4GBのそのUSBメモリの刻印を目を凝らして見ると「made in China」となっていること。→ブログランキングへ

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