R100
マゾヒスティックな嗜好の男の物語である。
キャストは豪華。
大手デパートの営業課長の片山(大森南朋)は、ボンデージ姿の女に責められるのが趣味。妻(YOU)は、3年前から原因不明の病気で意識不明の状態で入院している。それゆえ息子と二人暮らし。
そんな状況にもかかわらず、片山は秘密クラブ「ボンデージ」とマゾプレーの1年契約を結ぶ。条件は、女性の攻めをすべて受け入れ反撃しないこと、さらに途中解約は認められないというもの。
R100 監督:松本人志 脚本:松本人志 音楽:坂本秀一 日本 2013年 100分 |
路上で、片山はボンデージ姿の女(冨永愛)に襲われ回し蹴りを食ったり踏みつけられたりする。寿司屋のカウンターに座ると別のボンデージ女(佐藤江利子)が現れて、握り寿司を次々に手のひらで潰す。その潰れた寿司を片山は食べるのである。
サービスがエスカレートしてボンデージ女(寺島しのぶ)が職場のトイレに現れムチを振るうに至り、片山は支配人に電話で「仕事場に現れたり家族に手を出すのはルール違反だ」と苦情を訴えるが、取り合ってくれない。
妻の病室に声の女王様(大地真央)現れ、そしてついに自宅に唾液の女王(渡辺直美)が現れる。ところがプレー中に唾液の女王が2階から落下して死んでしまう惨事が起こる。
クラブ「ボンデージ」は、総力をあげて片山の命を奪おうと女たちを送り出す。
妻の親(前田吟)の命が危ないと謎の男(渡部篤郎)に知らされ山梨に向かうが、丸呑みの女王(片桐はいり)がすでに親を飲み込んでいた。
そして、仮面ライダーとショッカーの戦いに似た画面が続く。
ボンデージに身を包んだ女たちは片山の投げる手榴弾に吹き飛ばされ、最後は、シンガポールから駆けつけた白人の大女COEとの一騎打ちとなり、小屋の中で何やらが行われる。
COE役は身長2メートル6センチ、体重106キロのプロレスラー、リンゼイ・ハワード。
そして何か月か経って、片山の下腹部は妊娠したかのようにぽっこり膨らんでエンディングという作品。→人気ブログランキング