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スノーピアサー

2014年、地球温暖化対策として世界中で冷却物質が空中に散布された。これが予期せぬ結果を招き、2031年、地球は氷河期になってしまう。わずかに生き残った人間が生存できる空間は、永久機関によってユーラシア大陸をひた走る列車・スノーピアサーの中だけという設定のデストピアもの。
Image_20201120172501 スノーピアサー (Snowpiercer)
監督:ポン・ジュノ
脚本:ポン・ジュノ/ケリー・マスターソン
音楽:マルコ・ベルトラミ
2013年  韓国  アメリカ  フランス 125分

前方の車両では一握りの特権階級が贅沢な暮らしをしており、後方車両の庶民は厳格に管理されているというピラミッド社会。
まるで独裁国家の北朝鮮を風刺しているようである。
また、下層の乗客たちに配給される食料のプロテインブロックの原料は怪しく蠢く昆虫で、こじつければ、上海で期限切れやカビの生えた肉を混ぜた事件を彷彿とさせる。

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エド・ハリスが先頭車両で暮らす独裁者を、ティルダ・ウィンストンが特殊メイクで、権力を笠に着る三枚目の首相を熱演している。監督は『グエムル 漢江の怪物』(2006年)のボン・ジュノ。北朝鮮を風刺してると感じさせるのは、監督の意図するところかもしれない。

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これまでにも後方車両の住人たちが前方に進もうと、反乱を起こしたことがあったが、ことごとく阻止されていた。その度に警備体制は厳重になっていった。ある日、子供たちが理由を知らされずに連れ去られたことが引き金となって反乱が起こる。リーダー役のクリス・エヴァンスは、乗客を率いて先頭車両に向かう。

途中で、列車のセキュリティ解除のプロであるソン・ガンホを、冬眠から起こし、同士を壮絶な戦いで次々に失いながら、前へと進んでいくのであった。→人気ブログランキング

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