キック・アス
ヒーローもののコミックを読んでいると、壁を駆け上がることができて対戦相手に後ろ回し蹴りを見舞うことができて、ひょっとすると銃弾を鷲づかみにできるかもしれない、と思ったりする。そんな妄想の産物が本作である。同名のコミックの映画化。
デイヴ(アーロン・ジョンソン)は、なぜ誰もヒーローになろうとしないのかと友人に話すと、「マジにやったら死ぬ」とつれない返事。ならば自分がヒーローになろうと、ある日ネットでコスチュームを購入する。
コスチュームを身につけて、町に繰り出したデイヴは、車上荒らしの現場に出くわすが、腹を刺され車に轢かれ瀕死の重症を負う。コスチュームを着ていたことを隠すために裸になって救急病院に運ばれたことから、ゲイと噂が立ってしまう。
ゲイの噂が立ったことで、前から好きだった美少女のケイティ(リンジー・フォンセカ)に近づくことができた。
キック・アス Kick-Ass 監督:マシュー・ヴォーン 脚本:ジェーン・ゴールドマン/マシュー・ヴォーン 原作:マーク・ミラー/ジョン・ロミータ・Jr(英語版) 音楽:ジョン・マーフィ/ヘンリー・ジャックマン/マリウス・デ・ヴリーズ/アイラン・エシュケリ 2010年 アメリカ イギリス 117分 |
その後もコスチュームに身を包み町を巡回する彼は、強盗に襲われている男を救う。そのとき、見物人から名前を尋ねられ、「キック・アス」と名乗った。男を助けた動画がYouTubeにアップされ、キック・アスは一躍有名になる。
一方、元警察官のビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ)は、妻を自殺に追い込んだフランコ・ダミーゴ(マーク・ストロング)率いる犯罪組織を壊滅させようと、11歳の娘ミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)とともに、日々、鍛錬を重ねていた。
ヒット・ガールに扮するクロエ・グレース・モレッツの、体が小さいがゆえに体操選手のようなキレのある動きがキュートだ。
ケイティが麻薬の売人に付きまとわれていることを知ったデイヴは、キック・アスに連絡するよう助言する。キック・アスは無謀にも、売人のアパートに乗り込んだが、強面の敵が大勢いて、そこにヒット・ガールが助けに現れ、売人たちを皆殺しにし、ビッグ・ダディも登場する。
このあたりのビッグ・ダディとヒット・ガールの有無を言わせぬ残虐さ、成りきりヒーローが甘くないことを伝えるのだ。
売人たちを全滅させたのはキック・アスであると勘違いしたダミーコは、部下に彼を殺すよう命じる。
ダミーゴの息子は、自らもヒーローになってキック・アスをおびき出す作戦をパパに進言し、彼を倉庫に連れていくが、倉庫ではすでにビッグ・ダディとヒット・ガールがギャングを皆殺しにしていた。
その後、ビッグ・ダディとキック・アスは、ダミーゴの策略にはまり捉えられ、拷問のシーンがテレビに放映されるが、ヒット・ガールが助けに現れる。しかしビッ・グダディは命を落とし、キック・アスはかろうじて助かる。→人気ブログランキング
デイヴとミンディは、ダミーゴ一味を壊滅させようと誓う。
そして『夕陽のガンマン』のテーマが流れる中、ミンディは単独で敵のアジトであるビルディングに父と母の仇を取るべく潜入するのだが。。
まだ11歳のチビ娘なのに、ヒット・ガールは強い。→人気ブログランキング
→【2014.07.17】『キックアス/ジャスティス・フォーエバー』(2013年)
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