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『壇蜜日記』壇 蜜

壇蜜の本を買うとなればそれなりの覚悟がいる。
と思って、人目を気にしながら数ページ立ち読みしたら、帯で桜木紫乃も酒井順子も驚きの賛辞を送っているように、今すぐ購入しなければと決意させるくらい面白い。
400字ほどの日々の記述は、自虐的な私小説的のようで、ときに詩的であり哲学的であり、まれに宗教的でもあり、取るに足らないことも多々書かれているが、話が数回曲がってからオチに行くという天晴れな文章である。固有名詞を極力使わない戦略が成功している。

 

Photo_2

壇蜜日記 (文春文庫)

壇 蜜
2014年

 

 

 

内向きへの毒はあるが外に発散されないところに好感を持てるのだと思う。
もちろん、キャラクターどおり適度にエロいところもあるが、いまどきの女性が書くこの程度のエロは日常茶飯事だ。
本書を読めば、壇蜜がテレビ等で珍重されている理由がわかろうというもの。
小説もいけそうだ。
なお本書は文庫のための書き下ろしである。

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