Wallflower ダイアナ・クラール
アルバムに収められているのは、ほとんどが60年代70年代のポップスとロックのナンバー。ダイアナ・クラール自身が、若いころにラジオにかじりついて何回も聴き、口ずさんだ曲だという。懐かしい曲をハスキーな声でエモーショナルに歌っている。
Wallflower ダイアナ・クラール(Diana Krall) デイヴィッド・フォスター(プロデューサー) ユニバーサル・ミュージック 2015年 ✳︎10 |
プロデューサーは、16回のグラミー賞受賞暦をほこる超大物・デイヴィッド・フォスター。
ゆったりとしたテンポのバラードが並んでいる。ダイアナはジャズに限らず豊かな才能の持ち主であることが、このアルバムで改めて証明された。
タイトルの「フォール・フラワー」はボブ・ディランの曲で、スタジオ録音とライブ版の2曲が収録されている。
4曲目の「アローン・アゲイン」ではマイケル・ブーブレと、11曲目の「フィールズ・ライク・ホーム」ではブライアン・アダムスとデュオを組んでいる。さらに9曲目の「オペレーター」では、・スティル、グレアム・ナッシュという70歳代の大御所をバック・ヴォーカルに従えている。
6曲目の「イフ・アイ・テイク・ユー・ホーム・トゥナイト」は、ポール・マッカートニーのアルバム『キス・オン・ザ・ボトム』(2012年)に収録された曲。ダイアナはピアノで参加した。ポールにぜひ歌わせて欲しいと頼んだそうだ。
ダイアナは70歳代のじいさんたちに寵愛されているようだ。
ダイアナ、デイヴィッド、マイケル、ブライアンはカナダ生まれだから、気心が知れている。
テーブル・キャンドルの揺らぐ光のなか、カナディアン・ウィスキーをちびちびやりながら聴くのがいい。→人気ブログランキング
→【2013.0312】『Glad Rag Doll』(CD)ダイアナ・クラール
« 私の、息子 | トップページ | 『沈みゆく大国アメリカ』堤 未果 »
「CD」カテゴリの記事
- Wallflower ダイアナ・クラール(2015.02.10)
- 趣味の演芸 清水ミチコ CD(2015.01.24)
- 少年ナイフ ゴールデン☆ベスト(CD)Shonen Knife(2013.08.22)
- Meets The Beatles(CD)ジョン・ピザレリ(2013.07.29)
- Glad Rag Doll(CD)ダイアナ・クラール(2013.03.12)
「JAZZ」カテゴリの記事
- ジャズの歴史 100年を100枚で辿る 中山康樹(2019.12.04)
- ジャズの歴史 相倉久人(2019.10.02)
- Wallflower ダイアナ・クラール(2015.02.10)
- 現代ジャズ解体新書 村上春樹とウィントン・マルサリス 中山康樹(2014.08.03)
- Meets The Beatles(CD)ジョン・ピザレリ(2013.07.29)
コメント