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2015年2月19日 (木)

『トゥルーマン・ショー』

自分の人生を何者かが操作しているかもしれないと考えるのは、神を信じることと同じではないか。
本作にしても、『ガタカ』(97年)や『シモーヌ』(02年)にしても、アンドリュー・ニコルの作品は、風刺の視点が鋭い。

トゥルーマン・ショー [DVD]


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The Truman Show
監督:ピーター・ウィアー
脚本:アンドリュー・ニコル
アメリカ  1998年 103分

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トゥルーマンの日常はテレビ放映されていたのである。しかも世界中に。
彼は巨大なセットの中で人生を歩み、周囲の者は彼を騙すことに必死になっていた。
ひょっとするとトゥルーマンは、もっと早い頃にカラクリに気づいていて、「視聴率がいいらしいので、しばらく騙されているフリをしてやろう」と舌を出していたかもしれない。

Photo

カラクリがばれてしまい、莫大な資金が注ぎ込まれ膨大な時間が費やされた企画が失敗に終わるかも知れないとTVディレクターは慌てた。しかし、翌朝トゥルーマンはいつも通りに起床し朝ごはんを食べて出勤し、キヨスクで新聞を買い、町角で会う人々に何事もなかったように陽気に挨拶する。
トゥルーマンは、モニターを覗いているだろうTVディレクターの方に目をやり、茶目っ気たっぷりに手を振ってウィンクする。

ところで、ショーを楽しみにしていた視聴者たちは、この事態にがっかりしたのか、それともホッとしたのか。それはともかく、これからは一皮むけた役者としてのトゥルーマンを見ることができる。

→【2012.07.14】『シモーヌ

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