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『1408号室』

ホテルのいわくつきの部屋への入室をめぐる、個性派俳優ジョン・キューザックとサミエル・L・ジョンソンの丁々発止のやり取りが見もの。
原作はスティーヴン・キングの同名の短編ホラー小説である。

ライターのエズリンのもとに、「ドルフィン・ホテル1408号室には入るな」と書かれたハガキが届く。
今までどれだけの超常現象というやつを取材してきたことか。ヒヨッコ・ライターと一緒にしてもらっては困るというのが、エズリンの矜持。
彼はそもそも超常現象など信じていない。

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監督:ミカエル・ハフストローム
脚本:マット・グリーンバーグ/スコット・アレクサンダー/ラリー・カラゼウスキー
原作:スティーヴン・キング
音楽:ガブリエル・ヤレド
アメリカ 2007年 106分 ★★★★

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エズリンはハガキを手にニューヨークのドルフィン・ホテルに出かけて行く。
そして、1408号室への入室を思いとどまらせようとする支配人のオリンとの攻防が始まる。

気の利いた高級ウィスキーを振舞われ、エズリンはオリンの忠告に相槌を打ち聞いているふりをしている。
オリンは、1978年以降、1408号室には誰も泊まっていない、つまり20年以上泊めていないと言う。
部屋にはホルターガイスト現象を引き起こす力が備わっていて、泊まった客が不幸な死をとげているという。かつての宿泊客の無残な姿を撮った写真や新聞記事を見せられても、入室はすでに決定事項であるエズリンにとって泊まらない選択はあり得ない。
そんないわくつきの部屋ならばなおのこと、支配人の忠告など余計なお世話で、前戯にもならないとエズリンは思った。
そして、オリン支配人の懇願にも似た説得を振り切って、エズリンは1408号室に向かう。

1408号室に入ると、拍子抜けしたように部屋はおとなしい。ラジオからはカーペンターズの『愛のプレリュード』が流れている。
「それ」はちょっとしたことから始まり、エズリンが取り繕うとすると部屋は牙をむき、彼をあざ笑うかのように事態はエスカレートしてゆく。

ホラーは、辻褄が合っていれば強引さが許される。

→『幸運の25セント硬貨

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