全国駅そば名店100選 鈴木弘毅
かつて、中央線御茶ノ水駅の神田駅側の出口から50メートル下ったところにあった立ち食いそば屋に、頻回に立ち寄った。「天玉そば」をよく食べた。
駅そばの定義は、駅構内または駅周辺(徒歩5分以内)に立地していること。安い、早い、セルフ、それと立ち食いの5項目。
全国駅そば名店100選 鈴木 弘毅 (Suzuki Hiroki) 洋泉社新書y 2015年 |
以前は優遇されアグラをかいていた感もあった駅そばだが、最近はコンコースや駅ナカに他のファーストフードの店が進出して、また駅前にもファーストフードやコンビニが出店して競争が激化しているという。
著者は、駅そばをいわゆる街の中の蕎麦屋と比較するのは、吉野家と料亭を比べるようなものだという。
駅そばは、旨い不味いよりも、どれだけ話題を提供してくれるかで評価されるべきもののようだ。
駅そば発祥の地が軽井沢駅だというのは意外だ。
BS放送の「久米書店」で本書が紹介され、著者は次のようなことを言っていた。
たぬきそばで、その店の実力がわかるのだそうだ。
女性を取り込めば、男も寄ってくる。
駅のホームだけではやっていけない、営業努力が必要。
駅そばで町おこしをしたところもある。→人気ブログランキング