グロリアの青春
中年の女性が申し分なさそうな結婚相手を見つけるが、煮え切らない相手に、乱暴な離別劇を仕掛ける。
グロリアの青春 Gloria 監督:セバスティアン・レリオ 脚本:セバスティアン・レリオ 2013年 スペイン チリ 109分 |
ある日、パーティで知り合ったロドルフォと意気投合する。
ロドルフォは海軍を除隊したあと、遊園地経営などの事業に成功した初老の男。
1年前に病気の妻と離婚したが、今も妻と娘に経済的な援助をしている。
デートを重ね交際は順調に進んでいったが、しょっ中、娘から電話がかかってくることが、グロリアは気に入らなかった。当たり前だ。
グロリアの息子が自らの誕生日に、別れた家族が集まるように手配した。
グロリアは家族にロドルフォを紹介した。家族はロドルフォをおおむね好意的に受け入れたようだった。
ところが、ロドルフォは気分が悪くなって嘔吐していたのに、グロリアに無視されたと、勝手に帰宅してしまった。
呆れたグロリアは、ロドルフォからの電話を無視していた。
グロリアは車のトランクに入っていた遊園地で使うペイント銃を返却しようとするが、ロドルフォは受け取らなかった。そして、止めとけばいいものを、寄りを戻してしまう。
グロリアは勝手気ままに暮らしているように見えて、実は孤独なのだ。
ロドルフォの提案で、ふたりは1週間の旅行に出ることになった。
旅行を満喫している矢先に、娘からの電話でロドルフォは旅行先のホテルからいなくなってしまった。
堪忍袋の緒が切れたグロリアは、いかなる手段で離別を通告してやろうかと考えをめぐらして、強烈な実力行使に打って出るのである。→人気ブログランキング