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2015年6月10日 (水)

サラバ! 西加奈子

1977年5月、主人公の歩(あゆむ)は、父親の海外赴任先イランで生まれた。 
信頼のおける実直な顔をした父、直感で物事を決めその直感を貫く母、生来、世間に対して反感を抱いている変わり者の姉、そんななかで歩は、幼い頃から良い子として振舞っていた。第152回直木賞(2015年2月)受賞作。
本作は宗教あるいは宗教らしきものが引き起こす矛盾がテーマになっている。

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西 加奈子
小学館
2014年
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イラン革命(1979年2月)のあと一家は帰国し、大阪に居を構え、歩は小学生になる。
やっかいの権化のような姉は、イランの幼稚園でライアーフォックス(嘘つき狐)と呼ばれていた。小学校では姉にはご神木というあだ名がついた。
姉は父親とはどうにかうまくいっていたが、母親との折り合いはどんどん悪くなっていった。

そして、父親の転勤でエジプトでの生活が始まる。
エジプトに居を移すと姉は落ち着きを取り戻した。
母はヨーロッパ旅行や買い物を楽しだ。歩は日本に帰りたかったが、姉は日本に帰りたがらなかった。
エジプシャンのヤコブと親友になる。
ふたりの間では「サラバ」がなにかにつけ合言葉になった。
ある日、父宛の手紙が届き、それが一家の不幸の始まりとなる。

青年期を過ぎた歩は、つまずきどん底であえいでいた。そんなとき、歩は姉が長年求め続けていたことがなんであるかを知り、自分を取り戻すために行動を起こすのだった。→人気ブログランキング

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