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『狐笛のかなた』上橋菜穂子

隣国のいがみ合いから生じた怨念と呪いの中で、惹かれ合うふたりの若者の純真さが貫かれる。日本の昔を舞台にしたファンタジー小説。

狐笛のかなた (新潮文庫)

狐笛のかなた

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上橋菜穂子(Uehashi Nahoko
新潮文庫 2006年12月

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ある夜、小夜は犬に追いかけられた子狐を懐に入れてかくまった。
子狐は後に小夜の命を狙う宿命を背負った霊狐の野火であった。
子狐を懐に入れたまま小夜は屋敷に迷い込み、小春丸と出会った。
小春丸が生きていることを、敵が知れば命を狙われる。死んだことにして屋敷に幽閉されている身である。そうした偽装はいつか見破られることになる。
小夜と小春丸は子狐の傷に治療を施した。

そして何年かが経ち、美しい娘に育った小夜は、自らに〈聞き耳〉の才があり〈闇の戸〉を繕う力があることを知る。霊狐にとってそうした力を持つ小夜は、排除しならない存在である。

小夜たちと霊狐が戦わざるを得ないのは、隣接する春名(はるな)ノ国と湯来(ゆき)ノ国がいがみ合っているからである。

小夜に助けられた過去がある野火は、掟に逆らって小夜を助けてしまう。
こうして、小夜と野火はともに命を狙われるようになったのである。

→『鹿の王 上下
→『バルサの食卓
→『闇の守り人』
→『精霊の守り人
→『孤笛のかなた

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