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2015年12月 3日 (木)

モネ展@東京都美術館

日曜日なので、チケットを買うまでに30分以上かかり、入館までにさらに10分以上かかるという混みようで、作品に近づいて鑑賞するには、大いなる忍耐力と不躾な強引さを発揮しなければならない美術展であった。
そこまでの貪欲さがないので、もっぱら音声ガイドを頼りに、遠巻きに眺めることにした。
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マルモッタン・モネ美術館所蔵
モネ展  「印象、日の出」から「睡蓮」まで
東京都美術館
2015年9月19日〜12月13日
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10代の頃のモネは、風刺画(カリカチュア)を描いていて、町ではちょとばかり知られた存在で、風刺画で収入を得ていたという。
その後、油絵を書くように勧められ本格的な画家の道に入った。

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モネはルノアールと仲がよかったそうで、なんとなくルノアールの優しいふわっとした筆使いが、作品全体に見られるようだ。

第1回の印象派展で出品された『日の出』だけは、是非ともまじまじと見たいと思っていたにもかかわらず、すでに展示期間が終わっていた。
『日の出』はどこにあるのだろうと作品一覧表を確かめたところ、終わっていたのだ。
今日つめかけた客の何人がこの不条理を、前もって知っていたのだろう。
詐欺だ。

もう一つの目玉は、汽車が吐き出す蒸気が印象的な『ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅』だ。
何年か前にボストン美術館展で展示されていた作品と構図が違ったが、強烈な近代化の息吹が感じられる印象派らしい作品だった。

パリのマルモッタン美術館はモネの作品を多く所有することで有名である。
他に、ドラクロア、ピサロ、ロダン、ルノアール、シニァックらの作品が展示されていた。

晩年の、しだれ柳やバラの小道を描いた作品群は、緊張感がなくなった感じがした。
数ある『睡蓮』の中でモネが自らの手元においていた『睡蓮』は、池の底に映る睡蓮や光までもを描がこうとしていると説明が加えられていて、眺めれば眺めるほどに奥深さを感じさせる見事な作品だった。

予想通りグッズ売り場は芋洗いの状況、人をかき分けてなんとか出口にたどり着くという有様だった。

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