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2016年3月19日 (土)

霜の降りる前に ヘニング・マンケル

ヘニング・マンケルが、2015年10月5日に67歳で亡くなった。末期の肺癌だった。
2年前に頚部痛で医療機関を訪れ診断されたときには、すでにかなり進行していたという。
ご冥福をお祈りします。

1978年、南米のガイアナのジャングルで起きたカルト教団の集団自殺から、死を逃れたひとりの男がいた。男は教祖の犯した過ちの轍を踏まぬよう、何年もかけて準備をしてきた。
Image_20201206073801霜の降りる前に〈上〉
ヘニング・マンケル
東京創元社
2016年
Image_20201206073901霜の降りる前に〈下〉
ヘニング・マンケル
東京創元社
2016年1月

本作の主人公は、クルト・ヴァランダー刑事の29歳になる一人娘のリンダである。
リンダは警察学校を卒業して、9月から父の勤めるスウェーデン南部にあるイースター署で警察官実習生として仕事を始めることになっている。実習が始まるまで、バツイチで独り身のヴァランダーのアパートに居候している。

リンダの幼馴染みのマリアが、20年前に行方不明になった父の姿を目にしたと言って、失踪した。医学の勉強をしているはずのマリアのアパートには、医学に関する書籍が1冊もない。不思議に思ったリンダはアリアを探しはじめる。

そしてイースターの周辺では、白鳥ヤ子牛の焼殺事件、湖畔の小屋で頭と手だけが残こされた女性の惨殺事件が起きた。さらに、ペットショップの火災、2件の教会の火災が起きた。

制服を着ていない微妙な立場のリンダは、事件に関わっていいものか戸惑う。性格が似てるがゆえに、ちょっとしたことで父娘はぶつかってしまう。
リンダが行方不明者のバイクを発見したことがきっかけとなり、宗教がらみの猟奇的事件の様相を呈していく。そして、否応なくリンダは捜査チームの重要な一員として活躍することになる。→人気ブログランキング

霜の降りる前に
北京からきた男
ファイアーウォール
リガの犬たち
背後の足音

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