« ラブラバ エルモア・レナード | トップページ | エスカルゴ兄弟 津原泰水 »

2016年8月23日 (火)

ジョイランド スティーヴン・キング

年老いた編集者が、1973年の夏から秋を回想するかたちの青春小説。
大学生の「ぼく」ことデヴィンは、結構うまくいっていた恋人と「あれ」に至らなかったことが原因ではなさそうだが、振られた。
傷心のデヴィンは、夏休みいっぱい、ノースカロライナの海辺の遊園地ジョイランドで、犬のぬいぐるみを着て動き回る体力勝負のバイトに励むことになった。
そこで、大学生のトムとエリンと親しくなる。
Image_20201124095201ジョイランド
スティーヴン・キング/土屋 晃 訳
文春文庫 2016年

デヴィンは、かつて遊園地の〈ホラーハウス〉で起きた若い女性の殺人事件が頭から離れなくなる。トムは〈ホラーハウス〉で、殺された女性の幽霊を目にしたという。未解決の殺人事件は、ほかの遊園地でも起こっていた。
デヴィンは1年間休学してジョイランドで バイトを続けることにした。表向きは恋人のこと、なにより女性の幽霊を見たかったし、連続殺人鬼を突き止めたいとも思った。

デヴィンはジョイランドへの通勤のさいに、人懐っこそうな車椅子の少年と犬、若い母親に会った。やがて豪邸で暮らすこの美人のシングルマザーに惹かれていく。

キングお得意の、ユーモアとジョークと、たっぷりの皮肉が込められた言いまわしで繰り広げられる純愛ホラーミステリ。『スタンド・バイ・ミー』や『63/11/22』に通じる古き良き時代を舞台にした、切なく心暖まる恋愛物語である。→人気ブログランキング

ミスター・メルセデス
ジョイランド
11/22/63
書くことについて
幸運の25セント硬貨
1922
ビッグ・ドライバー
スタンド・バイ・ミー』(DVD)

« ラブラバ エルモア・レナード | トップページ | エスカルゴ兄弟 津原泰水 »

翻訳」カテゴリの記事

ミステリ」カテゴリの記事

ホラー」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ジョイランド スティーヴン・キング:

« ラブラバ エルモア・レナード | トップページ | エスカルゴ兄弟 津原泰水 »

2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ