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『神々のワード・プロセッサ』スティーヴン・キング

スティーヴン・キングの短編集。
「しなやかな銃弾のバラード」のなかの次の一文が、本著の内容を大まかに表している。
〈本当にあったとこだと断言するつもりもない。わたしが言えることは、そういうことがあったと、わたしが今でも信じているということだけた。大して違いはないようだが、わたしにとってはすこぶる重要なことでね。〉

スケルトン・クルー〈2〉神々のワード・プロセッサ (扶桑社ミステリー)
スティーヴン キング
扶桑社ミステリー文庫
1988年5月

「神々のワード・プロセッサ」
亡くなった甥がくれた手作りのワープロは、「実行」や「削除」を押すと、書いたことが、その通りになった。
「実行」と「削除」を繰り返すうちに、ワープロは煙を発して悲鳴をあげる。
「オットーおじさんのトラック」
酔っ払ったオットーおじさんとマカチャンが無茶な運転をして、車をお釈迦にした。
マカチャンはトラックに踏み潰されて亡くなった。
マカチャンが車から降りて、車の前に座り車の状況を調べようとしたときに、車をオットーおじさんが押して、下敷きにしたらしいのだ。
車は野原に放置された。
マカチャンと組んで土地の売買をし、大金持ちだったオットーおじさんは、道路を挟んで車のまん前に建てた学校を村に寄贈したが、受け取りを断られた。
オットーおじさんはその家に住みはじめたのだ。
そして、徐々に車が家に近づいてくると、オットーおじさんは言いだした。
「ジョウント」
転勤で火星行きのジョウント・サーヴィスに、オーツ一家4人がやってきた。
ジョウントとはテレポテーションのこと。
ジョウントの開発のエピソードと、ジョウントの順番を待つ一家の様子とが、交互に語られる。父親は子どもたちがパニックに陥らないようにと、気を紛らわすかのようにジョウントの安全性について説明する。
そして、オーツ一家に順番が回ってきた。
「しなやかな銃弾のバラード」
編集者が、銃で自殺した小説家レグ・ソープの短編の出版に関するすったもんだを、小説家夫婦とエージェント夫婦に聞かせる。
著者が狂っていくと同時に、語る編集者も狂っていった。
「猿のシンバルン」
30年前に、井戸に放り込んだ香港製の猿のおもちゃが出てきたのだ。
ぜんまい仕掛けの猿のおもちゃが災いをもたらす話。→人気ブログランキング

神々のワード・プロセッサ
ミスター・メルセデス
ジョイランド
11/22/63
書くことについて
幸運の25セント硬貨
1922
ビッグ・ドライバー
スタンド・バイ・ミー』(DVD)

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