ねずみとり アガサ・クリスティー
本作は、1952年に、ロンドンのアンバサダーズ劇場で初演され、1974年まで21年間わたり同劇場で公演が行われた。同年、隣のセントマーティンズ劇場に公演の場を移し、今なおロングランを続けているアガサ・クリスティの戯曲。
『ねずみとり』は、シェイクスピアの『ハムレット』の劇中劇と同じ題名だという。
ねずみとり アガサ・クリスティー/鳴海四郎訳 ハヤカワ文庫 2004年 |
大雪のなか、若夫婦が山荘に客を迎える準備をしているところから始まる。
ラジオは殺人事件のニュースを伝えている。
イカれた若い男、クレーマーの熟年夫人、厳格そうな少佐、男っぽい若い女性、さらに雪で車が動かなくなった飛び込みの外国人の5人が、順に到着する。
そこに、スキーを履いた刑事が現れる。
刑事は、ラジオで流れた殺人の現場に手帳が残されていて、殺人現場と山荘の2つの住所の下に〈3匹のめくらのネズミ〉と書かれていた、と言う。
さらに、〈1匹目〉と書かれた紙が死体の上あって、文字の下に〈3匹のめくらのネズミ〉の楽譜が書いてあった。
そして、大雪で密室となった山荘で〈2匹目〉の殺人が起こる。
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本作は、王太后メアリー・オブ・テックのの80歳の誕生日を祝うラジオ・ドラマとして、BBCの依頼により執筆された。メアリー・オブ・テックはジョージ5世 の妃。映画『英国王のスピーチ』(2010年)の主人公ジョージ6世の母親。
『ねずみとり』1950年
『さあ、あなたの暮らしぶりを話して』1946年
『そして誰もいなくなった』1939年
『アクロイド殺し』1926年
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