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2017年9月

『フロスト始末 上下 』R.D.ウィングフィールド

今回はフロスト警部の左遷がテーマ。マレット署長と新任のスキナー主任警部はフロストの署からの追い出しを画策する。
ガソリン代のちょろまかしがばれ、フロストの悪運もここまでかと思わせる展開になる。数字を書き変えた給油領収書の束が州警察本部に提出されれば、フロストは退職処分になるかもしれない。
スキナーに転勤依願書のサインを迫られるフロストの運命やいかに?

フロスト始末〈上〉 (創元推理文庫)
フロスト始末〈上〉
posted with amazlet at 17.09.12
R・D・ウィングフィールド
芹沢恵 訳
創元社推理文庫
2017年6月 ✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
フロスト始末〈下〉 (創元推理文庫)
フロスト始末〈下〉
posted with amazlet at 17.09.12
R・D・ウィングフィールド
芹沢恵 訳
創元社推理文庫

犬がくわえていた足首がデントン署に持ち込まれ、金持ちの少女が行方不明となり、別の少女もいなくなる。赤ん坊が誘拐され、食品に毒物を混入されたスーパーマーケットは恐喝犯の餌食になり、さらに若い女性の腐乱死体が発見される。
いくつもの事件が持ち上がるなか、スキナーはフロストの手柄をかっさらおうとし、根性のねじくれたマレットは責任をフロストに押し付けようと小細工する。

いつものことだが、何も解決していないというのに、てんてこ舞いのフロストのもとに、容赦なく次々と事件が舞い込でくるのだ。
ところが、意地の悪いスキナーはフロストを捜査から外したり、さんざん嫌がらせをした挙句、肝心なところでやり残した仕事があると古巣に舞い戻ってしまう。

卑猥な冗談がお得意のフロストは、超がつく愛煙家でそこらじゅうに煙草の灰を撒き散らし、吸い殻のポイ捨ての常習犯である。仕事に関しては己の能力の限界まで働くというスタンスだ。というより、次々に持ち上がる事件に対し、身を粉にしてふらふらになるまで働かないと追いつかない。フロストの事件を扱うプライオリティは、上司が強要するものとは異なる。あくまでフロスト流の順番で動くのだ。

不潔な風体でインモラルなフロストだが、
〈いやしくも人の上に立つものは、気が進まない仕事を気が進まないという理由で、下位の者に押しつけてはならない。それが上の人間の仁義というものである。〉という部下たちの信頼を得るに十分な、心意気がフロストにはある。
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フロスト始末
クリスマスのフロスト
フロスト日和
夜のフロスト
冬のフロスト
フロスト気質
夜明けのフロスト

『「ストーカー」は何を考えているか』小早川明子

犯罪被害学によると、ストーキングとは、正当な理由なく故意に悪意を持って繰り返し相手をつけまわし、待ち伏せや監視などによって意思を伝達しようとすることで、相手に不安感や恐怖を与える行為。
著者は今までに500人のストーカーと向き合ってきた。

ストーカー被害の半分は女性というデータがあるが、被害を受けている男性は警察に届け出ないことが多い。男性ストーカーが女性のプライベートな空間を攻撃することが多いのに対して、女性ストーカーは男性の公的な場面を狙う。

「ストーカー」は何を考えているか(新潮新書)
小早川 明子
新潮社新書 2014年4月

用もないのに1日5回以上もメールをよこすような人とは付き合わないほうがいい。メールを出した相手から3日待っても返事がなければ、好かれていないと理解すべき。「5回ルール」と「3日ルール」は、著者がカウンセリングにくる人に提案していること。

重要なのは、危険行動をどうやって見分けるかである。加害者がどの程度危険な精神状態にあるかを見抜くこと。
ストーキングすることによって心理的報酬を得ようとする「ストーキング依存症」と、妄想的な恨みの感情に支配され、殺意を肯定するまでに至っている「ストーキング病」に分けて、異なる対応をする。
ストーカー病の因子として自己愛性反社会性パーソナリティ障害が挙げられていて、医学的な治療を要する場合もある。

ストーキング行為は3段階に分けられる。1.マナー違反、2.不法行為(民事訴訟相当)、3.刑事事件。
さらに、ストーカーの心理レベルでの危険度とその対応についても、3段階に分けられる。1.リスク(可能性):「やり直したい」などの場合は「当事者同士」で解決する。2.デインジャー(危険性):切迫したメール、待ち伏せなどの場合は、「第三者の介入」が必要である。3.ポイズン(有毒性):脅迫メール、住居侵入などの場合は、「警察力」に頼るしかない。ポイズンの段階になると、殺人や自殺にまでエスカレートする可能性がある。

ストーカーに対してどう対応するのか未だ手探りの状態であるが、ストーカーによる殺人やストーカーの自殺を防ぐためにも、ストーカーの病理の解明と理解、法律の見直しが必要である。 →人気ブログランキング

『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』ケント・ギルバート

アメリカ人だから見える嫌中国・嫌韓国論。
国際ルール無視の中国、手のひら返しと告げ口外交の韓国、ならず者国家の北朝鮮、これら特亜三国の非常識ぶりは際立っている。
その根幹には歪んだ儒教思想があるというのが著者の主張。中国と韓国では、儒教の先祖崇拝や家族愛ばかりが尊重され、仁義礼智信の道徳心や倫理観が欠落している。私や一族の利益のためなら何をしてもよいという風潮がある。

儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇 (講談社+α新書)
ケント・ギルバート
講談社+α
2017年2月

中国は国際法という公のルールを守ることよりも、自国だけの利益を追求することの方が重要だと考えている。もともと中国人は国境という概念が薄い。中国こそが世界の中心(中華思想)であり、周辺の国々は属国と考えている。

朝鮮も儒教の強い影響下にあった。中国には媚びへつらい、日本には優越感をもつ華夷秩序を重んじるようになった。
事大主義(自分の信念をもたず、支配的な勢力や風潮に迎合して自己保身を図ろうとする考え方)の韓国は、常に優勢な勢力を選んで接近しナンバー2の地位にいようとする。
韓国社会は自分が努力してのし上がるよりもライバルの足を引っ張る傾向が強いという。

慰安婦問題も南京大虐殺も靖国神社の政府高官参拝反対も、日本の足を引っ張り貶めようとする二国の謀略に過ぎないとする。

日本は中国や韓国とは逆に、儒教思想の仁義礼智信という道徳的なところを取り入れた。日本人のメンタリティの根底には武士道がある。日本人の誠実さ、寛容さ、勤勉さは世界が認めるところであり、それを貶めようとするのが、特亜三国なのである。→人気ブログランキング