« 投資なんか、おやめなさい 荻原博子 | トップページ | 第四解剖室 スティーヴン・キング »

行動分析学入門 杉山尚子

行動分析学は、1930年代にアメリカの心理学者バラス・F・スキナーによって創始された心理学の1分野である。本書はスキナーの行動分析学をもとに、著者らが独自に発展させた行動分析学の入門書である。

では、行動とはなにか?
スキナーは「行動とは生体のもつ機能の中で外界に働きかけ、外界と交渉を持つもの」と定義している。また、スキナーの弟子であるオージャン・リンズレーによれば、「死人にはできない活動のこと」。
Photo_20201112082801行動分析学入門 
―ヒトの行動の思いがけない理由
杉山尚子
集英社新書
2005年

行動とそれがもたらす効果の関係を行動随伴性と呼ぶ。この行動随伴性によって行動を捉えることこそが、スキナーの行動分析学の根幹をなすものである。
では、行動随伴性とはなにか?行動の後に起こる、あるいは行動と同時に起こる状況の変化である。

行動の基本的な原理を「レスポデント行動」と「オペラント行動」に分類する。レスポデント、オペラントはスキナーの造語。
「レスポデント行動」とは刺激に対する反応をいう。例としては、目にホコリが入ると涙が出る。別名、古典的条件づけ、またはパブロフ型条件づけ。
「オペラント行動」とは、行動の原因は後にある。例としては、メガネをかけるとよく見える。別名、道具的条件づけと呼ぶ。

著者自身のエピソードも交えて、わかりやすく解説している。

ところで、チョムスキーは、バラス・スキナーの著書『言語行動』に対して批判論文を書いたことにより、その名を広く知られるようになった。→人気ブログランキング

チョムスキーと言語脳科学/酒井邦嘉/インターナショナル新書/2019年

« 投資なんか、おやめなさい 荻原博子 | トップページ | 第四解剖室 スティーヴン・キング »

心理学」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 行動分析学入門 杉山尚子:

« 投資なんか、おやめなさい 荻原博子 | トップページ | 第四解剖室 スティーヴン・キング »

2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ